過去ログ - 奉太郎「38度9分か……」
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156: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 13:46:28.33 ID:TvJv0Pak0
奉太郎「遅い……」

俺が手洗いを出て、もう10分経つ。

いくらなんでも遅すぎる。このとき初めて俺の脳裏に不安がよぎった。
以下略



157: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 13:47:30.47 ID:TvJv0Pak0
俺は1階をざっと見て回った。いない。

そうだ! 婦人服売り場の試着室。あそこに何か忘れ物でもしたのかも知れない。

俺は3階へ向かった。
以下略



158: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 13:48:31.54 ID:TvJv0Pak0
そのとき、館内アナウンスが鳴った。

『神山市、○○町三丁目からお越しの、△△様。◇◇君が迷子センターで……』

そうか、迷子センターか……。相談してみるというのもありかもな。
以下略



159: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 13:49:35.50 ID:TvJv0Pak0
あとはこの扉の向こう。屋上だけだ。

奉太郎(頼む……。いてくれ!)

俺は恐る恐る扉を開ける……。
以下略



160: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 13:51:03.32 ID:TvJv0Pak0
奉太郎「千反田ぁ……」

俺はベンチでうなだれていた。

もう気力は残っていなかった。
以下略



161: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 13:52:26.01 ID:TvJv0Pak0
える「折木、さん……?」

奉太郎「ちたん、だ……?」

俺は声のするほうを向いた。
以下略



162: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 13:54:04.80 ID:TvJv0Pak0
俺と千反田は歩きながら話していた。

千反田が何処へ行っていたのかと言うと……。

何のことはない。
以下略



163: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 13:55:14.20 ID:TvJv0Pak0
奉太郎「いいんだ」

俺は言った。

奉太郎「ちょっと心配になって、探し回って疲れただけだ。あまり気にするな」
以下略



164: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 13:56:51.48 ID:TvJv0Pak0
奉太郎「でも千反田……」

俺は並んで歩く千反田の肩を抱き寄せた。

える「あっ……」
以下略



165: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 13:58:02.08 ID:TvJv0Pak0
お終いです

おまけもあるよ


166: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 13:59:07.82 ID:TvJv0Pak0
おまけ

昼食を済ませた俺たちが、店を出たのが午後1時。

奉太郎「どうする? もう帰るか?」
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