100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/02(火) 11:16:54.61 ID:lh9psmHso
「しかしほむらが腐れスリザリンに入るとはね」さやかが思い出したように言った。
「腐れなんて言っちゃだめだよ……ショックだけど」
「寮には入るべくして入るのよ。つまりそういう人ってことよ」マミが冷たく言った。
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/02(火) 11:18:18.76 ID:lh9psmHso
食べると体が暖かくなり、眠くなってきた。まどかが来賓席を見上げると、つられて杏子も来賓席を眺めた。
ハグリッドはゴブレットでグイグイ飲んでいた。マクゴナガル先生はダンブルドア先生と話している。
バカバカしいターバンを巻いたクィレル先生は、ねっとりとした黒髪、鉤鼻、土気色の顔をした先生と話していた。
突然何かが起こった。杏子とまどかの頭に痛みが走った。
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/02(火) 11:19:54.21 ID:lh9psmHso
杏子とまどかはほむらをしばらく見つめていたが、ほむらは二度とまどかたちの方を見なかった。
とうとうデザートも消えてしまい、ダンブルドア先生がまた立ち上がった。広間中がシーンとなった。
「エヘン――全員よく食べ、よく飲んだことじゃろうから、また二言、三言。新学期を迎えるにあたり、いくつかお知らせがある。
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/02(火) 11:21:17.54 ID:lh9psmHso
「おおまじめさ」キュゥべえが答えた。
「へんね、どこか立入禁止の場所がある時は必ず理由を説明してくれるのに……森には危険な動物がたくさんいるし、それは誰でも知っているわ」
マミがしかめ面でダンブルドアを見ながら言った。
104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/02(火) 11:22:54.61 ID:lh9psmHso
突然みんなが止まった。
前方に杖が一束、空中に浮いていた。監督生が一歩前進すると杖がバラバラと飛びかかってきた。
「ピーブズだ」と監督生が一年生にささやいた。
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/02(火) 11:25:31.51 ID:lh9psmHso
「ピーブズには気をつけたほうがいい」
再び歩き出しながら監督生が言った。
「ピーブズをコントロールできるのは『血みどろ男爵』だけなんだ。僕ら監督生の言うことでさえ聞きゃしない。さあ、着いた」
106:今日はここまで。訳については気にしない方向で[saga]
2012/10/02(火) 11:26:51.31 ID:lh9psmHso
「すごいごちそうだったね」
さやかがカーテンごしにまどかに話しかけた。
「スキャバーズ、やめろ! こいつ、私のシーツをかんでいる」
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県)[sage]
2012/10/02(火) 15:42:04.81 ID:xrD8R2QP0
乙。
このスレははじめて見たけど素晴らしいな!支援!
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/10/02(火) 19:52:00.73 ID:n+W4KJPDo
乙
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2012/10/02(火) 21:28:58.98 ID:lh9psmHso
小説版読んだことないからwikiの台詞集見て一人称書いた。
なにか希望があったら言うだけでも言ってみて。
おりこだと杏子は「あたし」なんだよね。
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