過去ログ - エルフ「素敵な顔ですね」
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21: ◆Tou2G.k9G331[saga]
2012/11/11(日) 00:45:59.98 ID:6/MOeH3h0



窓とは反対側に位置する扉が開いた。
眼を向けると、少女が顔に恐怖を滲ませながら私を睨んでいる。
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/11(日) 00:55:36.96 ID:6/MOeH3h0
それから彼女は少女の事について説明した。

「この娘は女中――よくよく考えるとこれはあまり正しい表現では有りませんね。
この娘は縁あって私が引き取ったのでございます。
家内の仕事をしたり、私の手伝いをしてくれます」
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/11(日) 01:01:46.61 ID:6/MOeH3h0
「……あの、これ」

少女が躊躇しながらも室内に入ってくる。
三人が理解できる言葉を使用するとは、やはり利発な娘のようだ。

以下略



24:不浪人→浮浪人です。すみません。[saga]
2012/11/11(日) 01:08:42.43 ID:6/MOeH3h0
「身を清めれば心も清まります。どうやら貴方様は何か煩悶をお抱えになっているようにお見えします」

私は無言で応えた。

「水のような透き通った御心ならば、またお変わりになるかもしれませんよ」
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/11(日) 01:11:19.03 ID:6/MOeH3h0
「大変なのですね。……あら? そういえば貴方様のお名前をお聞きしておりませんでした」

私はしばらく沈黙し、それから通称を静かに名乗った。

紅鬼、と。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/11(日) 01:19:47.25 ID:6/MOeH3h0



湯桶は、殺風景で小さな部屋にぽつねんと置かれていた。
なみなみと水が張られている。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/11(日) 01:22:56.86 ID:6/MOeH3h0
「体中にあるの? あかいヘビ」

そうだ、と答えた。

少女はまじまじと私の体を見つめる。
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/11(日) 01:30:18.89 ID:6/MOeH3h0
それでも私は何も変わっていない。
私を縛り付ける女たちが全く劣化しないのと同じで。

私の心に蠢くものは未だに私を苦しめる。

以下略



29: ◆Tou2G.k9G331[sage]
2012/11/11(日) 01:38:41.53 ID:6/MOeH3h0
こんなファッティなssを読んでくれている人がいたら甚謝します。
不満等が有ったら改善したいと思いますのでお気軽にどうぞ。


30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん)[sage]
2012/11/11(日) 01:57:31.69 ID:jx6b0wdlo
よきにはからえ


31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/11(日) 06:22:52.84 ID:VXtROTH8o
好きだぞ


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