20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/11(日) 21:26:33.61 ID:lTEsskoDO
男「それで女さんは浮遊霊になって……」
女「……」
男が背後の女へと振り返る。
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2012/11/11(日) 22:12:02.49 ID:lTEsskoDO
〜 正午前・家 〜
その後、二人は家へと戻って来ていた。
少女「それで、これからどうしますか?」
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2012/11/11(日) 22:42:59.17 ID:lTEsskoDO
…………………………
男「浴槽で溺死。川で溺死」
少女「貯水池に落ちて溺死。そして女さんもまた……」
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2012/11/12(月) 21:53:04.82 ID:HIsFg2eDO
男「まず整理しよう、犯行は全部市内で起きているな?」
少女「はい」
男「むう……ところで、悪魔は君みたいな『悪魔を見つけて強制送還する存在』を知っているのか?」
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2012/11/12(月) 22:42:28.99 ID:HIsFg2eDO
…………………………
男「……出来た」
付けられた×印は三つ。
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2012/11/12(月) 23:34:32.51 ID:HIsFg2eDO
…………………………
少女「本の精霊である私を書き記してくれた方は、それはそれは偉大な魔術師でした」
あれから落ち着いた少女は、やはり例によって一つ咳をついてから、男に自分の身の上を話し始めた。
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2012/11/12(月) 23:52:35.14 ID:HIsFg2eDO
〜 市内中央 〜
男と少女、そして女の幽霊の三人は市内中央へと来ていた。
少女「来ましたね!」
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2012/11/13(火) 00:27:58.89 ID:z2bbOqODO
〜 病院 〜
少女「ここは……病院?」
男「女さんもロビーで止まってる。行ってみよう」
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2012/11/13(火) 00:59:19.71 ID:z2bbOqODO
〜 ○○号室 〜
病室にはベッドが一つ。
ベッドの上には鼻や口にいくつものチューブを通した老婆が横たわっていた。
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2012/11/13(火) 02:25:29.96 ID:z2bbOqODO
男「女さんのお婆さん、か」
少女「でも、これじゃあ何も聞き出せそうにありません」
女「……」
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2012/11/13(火) 20:58:46.50 ID:z2bbOqODO
女性「私はずっと車椅子の生活でして、いつも病院の中を車椅子で一人徘徊していました。
そんな折りです。急に車椅子の調子がおかしくなって私は廊下で立ち往生してしまいました。
……あれ? 座り往生、ですかね?」
男「ど、どちらでも構いません」
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