過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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938:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/29(土) 22:38:23.16 ID:1f/X2rNz0
 僅かな時間での人心地。四人だけの温かな空間が静かな森の中に生まれていた。
 だが、そんな空気を壊すように木々を踏みしめる足音が聞こえた。

男「!?」

以下略



939:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/29(土) 23:46:43.80 ID:1f/X2rNz0
……


 
騎士「ビンゴだ。見ろよ、みんな」
以下略



940:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 00:07:36.50 ID:HFBgTy1I0
男「マズイ! 逃げろ、みんな!」

 声を張り上げ、一刻も早くこの場からの離脱を命じる男。騎士たちはその言葉を聞き、自分たちの身に何が起ころうとしているのかを即座に察した。
 獲物を見つけた狩人たちはそれまでのいざこざを忘れ、一斉に彼らに向かって駆け始めた。

以下略



941:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 00:08:03.50 ID:HFBgTy1I0
エルフ兵D「来たぞ、迎え撃て!」

 数では優位に勝るエルフたちの中から向かってくる二人に対し、倍以上のものが剣を持ち襲いかかる。
 右、左、前。三方向から上段、中段、下段とそれぞれ別種の切り方を放つ。それに対し、騎士は中段から放たれた一閃を防ぎ、残り二つを後方へと後退することで回避した。

以下略



942:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 01:39:01.46 ID:HFBgTy1I0
……



 彼らは走った、文字通り死力を尽くして。背中に伝わる幾つもの敵の視線。逃がすものか、逃がすものかとわざわざ現れた獲物を求めて追いすがる。
以下略



943:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 01:40:36.39 ID:HFBgTy1I0
エルフ隊長「密偵め。お前たちの運もここまでだ」

 彼らの進む先には隙間もなくなるほどビッシリと周囲を取り囲むエルフたちの姿があった。それは、前方だけに限らず、気づけば横や後方も彼らによって取り囲まれていた。

男「……」
以下略



944:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 02:29:08.43 ID:HFBgTy1I0
 それに対し、男たち四人は身を固めた。その場で敵を迎え撃つためではない。唯一彼らに残された正気を自ら掴み取るためだ。

男「烏合の衆かと思っていたけれど、一応指揮官と思われる相手がいたみたいだね」

騎士「ああ、今の俺たちにとっては朗報だな」
以下略



945:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 02:30:03.93 ID:HFBgTy1I0
男「さて、それじゃあ行くよ女魔法使い」

 一瞬だけ女魔法使いを見て、男は魔法を描き出す。

女魔法使い「はい、先生!」
以下略



946:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 02:32:03.10 ID:HFBgTy1I0
今日はここまでで。明日は続きが書ければ書きます。


947:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/30(日) 09:38:14.40 ID:g7wP3y2Ko
支援

胸アツ乙


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