過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」桃子「20っすよ、京ちゃんっ!」【鶴賀】
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102: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/12/20(木) 20:17:48.65 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……ま、やっぱりいないっすよね」

ルンルン気分でスキップしながら待ち合わせ場所まで。

いつもの場所だ、家からそう離れているわけでもない。
以下略



103: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/12/20(木) 20:18:23.83 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……来たっ!」

うちに秘めた思いが爆発しそうになる頃。

ようやく、遠目に金色の男性が見えた。
以下略



104: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/12/20(木) 20:18:52.07 ID:l7Rp1gQl0
……ぁれ?

おかしいっすね……聞こえなかったっすか?

……あ、イヤホンはずしてるっす。
以下略



105: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/12/20(木) 20:19:20.15 ID:l7Rp1gQl0
桃子「嘘……っすよね?」

信じられない。

信じたくない。
以下略



106: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/12/20(木) 20:19:50.28 ID:l7Rp1gQl0
桃子「ねぇ、京ちゃん、冗談がすぎるっす!」

がんと彼に体をぶつける。

ぎゅうと抱きしめる。
以下略



107: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/12/20(木) 20:20:32.37 ID:l7Rp1gQl0
桃子「ねえ、冗談っすよね、冗談って言ってくださいっす!」

桃子「ねえ、ねえ、ねえっ!」

ぐいぐいと裾を引っ張る。
以下略



108: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/12/20(木) 20:21:02.12 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……ひっく……ひっく」

一通り泣き終える。

もう涙は枯れ果てた。
以下略



109: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/12/20(木) 20:21:33.82 ID:l7Rp1gQl0
桃子「そんなの……っ!」

京ちゃんのいない世界なんて考えられない。

それなら、私のやることは一つじゃないのだろうか。
以下略



110: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/12/20(木) 20:22:21.64 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……っく……」

嗚咽を漏らしながら、彼の顔をこちらに寄せる。

大丈夫、彼にとっては何も起こっていないも同義っす。
以下略



111: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/12/20(木) 20:24:58.86 ID:l7Rp1gQl0
桃子「どれだけ、辛くて、怖い思いしっ、たと思っ、うっ、すか!」

桃子「どれっ、ほどいた、かった、と思ってる、っすか!」

ぼろぼろと、ぼろぼろと。
以下略



112: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/12/20(木) 20:25:44.57 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……許さないっす」

京太郎「……」

桃子「絶対に、っ、許さない、っす!」
以下略



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