9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/16(水) 23:38:16.36 ID:Z2MY10hv0
乃莉「今日はなずながそっちね」
乃莉ちゃんは壁際に寄ったので、わたしは淵の方で寝ることになった。初めの頃は少し窮屈に思ったものだけれど、最近はそうも感じない。
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2013/01/16(水) 23:48:10.35 ID:Z2MY10hv0
ときおり動く乃莉ちゃんの口元をみながら、わたしは眠れないでいた。考えごととか、そういう小難しいことをしていたわけではないし、わたしの寝相が悪いせいで乃莉ちゃんに迷惑をかけることを、心配していたわけでもない。
ここ最近ずっと、こんな調子で寝不足。その原因は、胸のあたりでわだかまっている。
わたしはぎゅっと握った右のこぶしを胸の真ん中に押しつける。
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2013/01/16(水) 23:55:41.50 ID:Z2MY10hv0
唐突に意識が覚醒した。
あまりにはっきり目覚めるものだから、もしかしたら朝かな、と思ったけれどどうやら違ったようで、薄目を開けた先は、まだ真っ暗だった。
乃莉「なずなぁ……」
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2013/01/17(木) 00:03:56.95 ID:O0tRlrem0
なずなは二階の廊下に立っていた。手すりに両肘をつけて、やまぶき高校の方を眺めている。わたしはなずなに近づく。
乃莉「なずな」
なずな「……? あ、乃莉ちゃん」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/17(木) 00:08:30.60 ID:O0tRlrem0
色素の薄い髪が数束、わたしの鼻先て揺れた。胸と胸が、肩と肩が、頬と頬が、押し付けられる。
軽い衝撃。軽すぎる、衝撃。わたしは一歩後ずさって、それに耐える。
直立した状態だと、なずなの身長はわたしの目線くらいしかない。当然、押し付けられた頬とかもずり落ちるわけで、結局なずなの顔のポジションは、わたしの肩の上に落ち着いた。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/17(木) 00:12:40.46 ID:O0tRlrem0
数秒だか数分だかが経過して、なずなが顔をあげた。
乃莉「もう、いいの?」
なずな「うん」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/17(木) 00:26:45.74 ID:O0tRlrem0
明るいところで顔を見られたくなかったから、電気も付けずにベッドへ飛び込む。後ろで乃莉ちゃんがなにか小言をいったけど、わたしは聞かないで布団にくるまる。
後からもぞもぞと、乃莉ちゃんが同じ布団に入ってきた。
あ。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/17(木) 00:34:43.40 ID:O0tRlrem0
なずな「ううー……」
乃莉「あはは、ごめんごめん」
適当っぽく謝ってから、乃莉ちゃんはわたしを抱き寄せた。わたしの背中と乃莉ちゃんのお腹が、ぴったりとくっつく。
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/17(木) 00:36:13.47 ID:O0tRlrem0
しばらくして、部屋には静かな寝息が立ち始めた。
わたしは寝返りを打って、隣の少女と向かい合う。
――大丈夫だよ、なずな。わたしはどこにもいかないから。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/17(木) 00:37:16.69 ID:O0tRlrem0
おわり
なんかグダグダですまぬ。乃莉なずを書きたかったけど実力が足りなかったようだ。
そして、地の文はなんかもうホントにごめんなさい。初挑戦ってことでお許しを
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/17(木) 00:39:53.82 ID:jEsioBiDo
おつ!
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