過去ログ - 詢子「夢の中で何かあったような」
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2013/02/02(土) 11:47:28.90 ID:WYrHzZano
おもしろいよ
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 11:47:55.50 ID:fVlzemOt0
詢子「こんにちわ。ほむらちゃん」
ほむら「こんにちわ。詢子さん」
聞きたいこと知りたいことはいろいろと頭の中を渦巻いていた。でも顔を合わせると本当に聞きたいことがひとつ零れてきた。
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2013/02/02(土) 11:49:57.07 ID:fVlzemOt0
詢子「そっか。やっぱりそうなんだ。あははっ」
あの子が本当にいて、それを憶えている友達がいる。あの子はただの夢じゃないそれだけで満足している自分がいた。
ほむら「何も…聞かれないんですか」
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2013/02/02(土) 11:51:25.84 ID:fVlzemOt0
詢子「あ、そうだ忘れてた。えっとまどかの友達なんだよね。あの子と仲良くしてくれてありがとうね」
私の娘の友達だからとつい御礼の言葉が口に出てしまう。
ほむらちゃんは少しあっけにとられた顔をしたあと、少し微笑…いや笑ったのかな。
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2013/02/02(土) 11:52:45.56 ID:fVlzemOt0
詢子「ねぇ。ちょっと付き合って貰って良いかな」
ほむら「はい」
土手の中腹に腰をかけて話し出す。西の空はまだ少し赤みを残していた。
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 11:54:22.85 ID:fVlzemOt0
詢子「そして起きたら思い出すことも出来ない。ただそれだけの夢だったんだ。」
詢子「でも昨日あなたにあった後、その女の子が『まどか』だって気付いちゃってね」
詢子「でも私にそんな娘はいない。単なる夢の話、なかったはずのお話のはずなんだ」
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2013/02/02(土) 11:57:56.31 ID:fVlzemOt0
詢子「…何があったのか、今何がどうなってるのか…話して欲しいんだ」
詢子「私さ、まどか自分の娘だって自覚もあるし、あのやり取りが本当にあったって事も信じてるんだ」
詢子「でもそれだけなんだ。本当に娘だっていうなら忘れるはずなんてないのにね」
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2013/02/02(土) 11:59:33.98 ID:fVlzemOt0
ほむら「…お話は出来ます。でもそれを信じて貰えるかはわかりません」
詢子「現実離れした話なのはなんとなくわかるよ。それでも聞かせて欲しいんだ」
ほむら「…」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 12:00:54.23 ID:fVlzemOt0
ほむら「いえ。約束出来る訳じゃありません。でも試したいことがあるんです」
ほむら「ただのおまじないなんですけど、奇跡を起こせるかも知れません」
詢子「奇跡?」
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2013/02/02(土) 12:02:22.04 ID:fVlzemOt0
光を吸い込んだ雲は淡い藤色の光を帯び、そしてその光は淡くゆっくりと空一面に広がって行く。
そして気が付くと雲は淡い光と一緒に消えて空は満天の星空に変わっていた。
詢子「…これって」
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2013/02/02(土) 12:05:29.68 ID:fVlzemOt0
ほむらちゃんが束ねたリボンを優しく撫でるとリボンが淡く優しい藤色の光を帯びていく。
ほむら「奇跡が本当に起こせるのか約束は出来せん。…それが起きることが詢子さんの救いになるのかも」
ほむら「でもこれが叶えばあの子は喜んでくれると思うんです。そして詢子さんが知りたいことも分かります」
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