過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
1- 20
175: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:36:16.69 ID:CKlB2itD0

黄泉川「それで、どんな会議内容だったじゃんよ?」

隊長「ああ、今後の警備体制についてちょっとな。 学園都市が『超能力者育成カリキュラム』を完成させて数年、
学園都市の能力者の数が飛躍的に増加してきているのは知ってるだろう?」
以下略



176: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:39:32.91 ID:CKlB2itD0

その問いに対して、いつの間にか復活して黄泉川の隣に立っていた先輩が返答した。



以下略



177: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:45:25.43 ID:CKlB2itD0

隊長「そうだ。 俺達だけじゃいずれ、増加する能力者の犯罪に対応しきれなくなる可能性がある」

隊長「ただでさえ学生が多いんだ。 人員を増やしたりやることはやるだろうが、焼け石に水だろうな」

以下略



178: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:49:34.83 ID:CKlB2itD0

その話を聞いて黄泉川は絶句した。
『警備員』の大きな役割は『学園都市の治安維持』と『学園都市に住む子供達の守護』だ。
だというのに、守るべき子供を争いの渦中に巻き込もうとするとは一体どういう考えなのだろうか?

以下略



179: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:50:39.70 ID:CKlB2itD0

能力者の数は以前と比べてかなり早いペースで増加してきている。
つまり超能力を持った犯罪者もそれと同じように増えていくのだ。


以下略



180: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:54:06.57 ID:CKlB2itD0

隊長「何、流石にいきなり俺達と四六時中行動を共にするようなことにはならないだろうさ」

隊長「能力者とはいえ素人だからな。 最初は基礎訓練やら組織のルールを覚えるための学習やらをさせるはずだ」

以下略



181: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:55:30.78 ID:CKlB2itD0

隊長「それに、能力者の犯罪が発生した時はそっちの組織がメインになって行動することになるだろうが、
俺達がきっちりサポートすれば危険な目に遭わせなくて済むかも知れない」

隊長「その代わり、俺達にかかる責任はさらに重くなるだろうがな」
以下略



182: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:56:56.17 ID:CKlB2itD0

先輩「黄泉川、気持ちはわかるがここは割り切った方が良い」

黄泉川「先輩・・・・・・」

以下略



183: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:59:08.42 ID:CKlB2itD0

もしこの二択のどちらかを選べと言われたとするなら、どう考えても後者を選ぶのが最善だ。
力を持たない人間に災難が降りかかるよりも、災難に対抗する術を持った人間に対処させた方が、被害が少ないことは明らかである。
つまり、子供達に自衛組織を作らせて犯罪に対処させた方が良いということだ。

以下略



184: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 22:01:24.65 ID:CKlB2itD0

どんなに崇高なものを掲げていたとしても、それで他人を不幸にしていては全くの無意味だ。
むしろ善意から来るものであるが故に、ただの悪よりも質の悪い物になりやすい。


以下略



185: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 22:05:41.08 ID:CKlB2itD0

そう口にしながら先輩は黄泉川を慰める。
例え信念を曲げるようなことになってしまったとしても、その信念を捨て去るようなことをしてはいけない。
黄泉川の信念は確かに崇高なものであり、守らなければならないものなのだから。

以下略



1002Res/642.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice