過去ログ - マミ「そう! 私たちは運命に導かれ、ともに戦うために集った仲間なのよ!」
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2013/03/28(木) 12:20:58.86 ID:MEBGmoRpo
マミは紅茶の準備をしていた。
「〜♪」
鼻唄を歌いながら使い込まれた片手鍋に水を注ぐ。
その鍋を火にかけて、マミは腕を組んで右手の人差し指をおとがいに添えた。
「今日はどれにしようかしら……」
その視線がキッチンにきれいに並べられた紅茶葉の容器を巡る。
アッサム、ダージリン、アールグレイなど十数種の茶葉が、まあるく可愛らしいガラス壜に納められている。
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2013/03/28(木) 12:23:45.08 ID:OTF8xciw0
期待
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2013/03/28(木) 12:46:01.78 ID:MEBGmoRpo
「ロシアンティーというのもありだけれど……、ジャムがないわね。今度買っておくとして、今日はいつものにしておきましょう」
マミはひとつ頷いて、チェストからお茶請けを取り出した。
小鉢にさくさくとそれらを盛りつけていると、鍋からごぼごぼと音が聞こえてきた。
火を止め、慣れた手つきでポットにお湯を注ぐ。
以下略
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2013/03/28(木) 12:52:20.82 ID:MEBGmoRpo
―――
――
―
謎の多い魔法少女ほむらと手を組んだ頃。
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2013/03/28(木) 12:54:42.01 ID:MEBGmoRpo
その魔法少女杏子の挑発に乗ったさやかだが、変幻自在に武器を操る杏子に翻弄される。
「終わりだよ!」
立ち上がれないさやかに杏子の突撃が迫る。
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2013/03/28(木) 12:59:40.51 ID:MEBGmoRpo
「武器を捨てて両手を上げなさい」
ほむらの命令に従う杏子。
「なにしやがったてめえッ」
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2013/03/28(木) 13:04:54.58 ID:MEBGmoRpo
「無理ね」
「うるさい!」
突進してくるさやかに眉根をよせたほむら。
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2013/03/28(木) 13:14:38.34 ID:MEBGmoRpo
振り返る杏子の視界に映るのは――青。
「だああああああっ!」
さやかの向こうでほむらが悠然と構えている。
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2013/03/28(木) 13:18:53.39 ID:MEBGmoRpo
杏子はさやかの体でほむらの射線をふさぎながら隙をうかがっていた。
だがほむらの狙いにほころびはない。
「このぉっ!」
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2013/03/28(木) 14:01:46.76 ID:MEBGmoRpo
「さっさとしろ! こいつがどうなってもいいのか!」
「いいわよ別に」
頬を歪ませて、あっさりとほむらがさやかを見捨てた。
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2013/03/28(木) 14:09:27.40 ID:MEBGmoRpo
とうっ、という掛け声をあげながら、屋上から声の主が飛び降りた。
「この声は、まさか……!」
「………」
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2013/03/28(木) 14:12:18.23 ID:MEBGmoRpo
「暁美さん、武器を下ろして。それではお話ができないわ」
「………」
ほむらは銃を盾に納めた。
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2013/03/28(木) 14:27:40.15 ID:MEBGmoRpo
マミ(最初のお茶会は、すごく険悪な雰囲気だったわね)
当時の様子を思い出して、マミは苦笑した。
さやかはほむらと杏子に敵意を剥き出しにし、ほむらは能力を秘密にしたまま意味深な発言をする。
杏子はさやかに対する嫌悪感、ほむらに対する不信感、そしてマミに対する後ろめたいような複雑な気持ちを抱えていた。
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2013/03/28(木) 14:30:26.07 ID:MEBGmoRpo
「仲間とか、そんなあまっちょろいこと、まだ言ってんのかよ」
「マミさん。あたしも納得できないです。どうしてこいつが仲間なんですかっ」
テーブルを叩いて立ち上がるさやか。
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2013/03/28(木) 14:33:19.94 ID:DLKNnmRI0
このマミさんはまともなのだろうか
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2013/03/28(木) 14:36:34.78 ID:MEBGmoRpo
「佐倉さん!」
「うっせえな! さっきから馴れ馴れしいんだよ!」
槍を消して杏子がマミに掴みかかった。
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2013/03/28(木) 14:39:33.78 ID:MEBGmoRpo
ごり、
と音を立ててほむらが杏子の後頭部に拳銃を押し当てる。
それだけで人を殺せそうな目つきである。
「万死に値するわ、佐倉杏子……!」
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2013/03/28(木) 14:43:48.08 ID:MEBGmoRpo
「暁美さん、落ち着きなさい。貴女の目的はワルプルギスの夜でしょう?」
「……っ」
ほむらは杏子から離れて銃を仕舞った。
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2013/03/28(木) 14:47:23.07 ID:MEBGmoRpo
マミ(私だって、余裕があったわけじゃあなかったわね)
気丈に振る舞い、仲間として取りまとめようとしていたマミだが、その実、多大なストレスに襲われていたのだった。
壊滅的な人間関係に加えて、さやかからの過剰な理想視、ほむらからの刺々しい忠告、杏子との測りかねる距離感、まどかへの期待と、その裏返しである自己嫌悪。
それらがマミを苛み、胃痛や頭痛、不眠症などを引き起こしていたのである。
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2013/03/28(木) 15:05:12.72 ID:MEBGmoRpo
しかし、彼女らの劣勢は明らかだった。
経験不足のさやか、周囲を省みないほむら、動きのぎこちない杏子。
彼女らを必死にサポートし、鼓舞し、ともに一撃を加えるマミには、当然、極めて大きな負荷がかかっていた。
そして遂に、
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2013/03/28(木) 15:13:55.56 ID:MEBGmoRpo
「うわああああああ!」
肘の断面から血を噴き出しながらさやかがマミのもとへと駆け付けようとする。
そこに立ち塞がる使い魔の群れ。
以下略
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