過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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537
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/27(木) 23:33:39.38 ID:g6QQtHMF0
垣根は地面を蹴って大きく後方へと飛び距離をとると、その右手を一方通行へと翳した。
垣根の翼が一際強く輝いた。
そして翳された掌から説明不能の、不可視の力が噴出した。
全てを呑み込む濁流のようなそれは超電磁砲並みの速度で一方通行を食い殺さんとする。
以下略
538
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/27(木) 23:35:35.45 ID:g6QQtHMF0
「落ちやがれクソモヤシ!!」
六枚の翼から白光がレーザーのように放たれる。
先ほども撃ったそれは、形容するなら白い超電磁砲。
勿論実態は全く違うが見た目だけならまさにその通りだった。
以下略
539
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/27(木) 23:38:19.38 ID:g6QQtHMF0
「「おおおォォォォォおおおおおおおおお!!!!!!」」
垣根の白翼が黒翼を押し込んだかと思えば、即座に押し返される。
一方通行の黒翼が白翼を上回ったかと思えば、即座に出力があげられる。
黒が白を塗り替え、白が黒を書き換える。
以下略
540
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/27(木) 23:40:39.90 ID:g6QQtHMF0
夜の闇など比較にならない濃度の黒が全てを呑み込む。
どんな闇さえも散らす純白の白が全てを呑み込む。
鮮烈な色彩が空という巨大なキャンパスの中で踊る。
あらゆる色を丸呑みにし、一切の抵抗を許さない。
以下略
541
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/27(木) 23:42:31.89 ID:g6QQtHMF0
「ハッ、スピードが遅せェ、丸見えなンだよ!!」
だが一方通行を捕らえることは出来ない。
疾風のように黒を靡かせ回避すると、カウンターを叩き込むように翼を振るった。
一方通行の黒い翼が一気に膨れ上がる。一〇〇以上に分断され、死角皆無の全方位攻撃が放たれた。
以下略
542
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/27(木) 23:44:39.00 ID:g6QQtHMF0
「獲物まで使うのかよオマエ。必死だな」
「うるせえよ手数が足りねえんだよクソッタレが!!」
やはり純白に輝くその剣は、『未元物質』の塊だ。
以下略
543
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/27(木) 23:47:08.08 ID:g6QQtHMF0
「ハッ。口だけは一丁前みてェだな。はっきり言わせてもらおォか。
今のオマエはただ癇癪を起こしたガキだ。そンなに現実が怖ェかよ」
黒光、白光、爆炎、烈風、衝撃波、ソニックブーム。
あらゆるものを撒き散らしながら何度も何度も衝突する両者。
以下略
544
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/27(木) 23:48:31.61 ID:g6QQtHMF0
「―――黙れェェぇぇぇえぇぇえええええええ!!!!
テメェが、絶対能力者になるためなんて身勝手で一万人のクローンを使い潰したテメェが!!
それを言うってのか!? テメェを棚に上げてほざいてんじゃねえぞ一方通行ぁぁああああ!!」
「あァそォだ!! 俺は一万人の妹達を殺した、自分勝手な理由でだ!!
以下略
545
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/27(木) 23:51:11.87 ID:g6QQtHMF0
そんなことは、分かっている。
誰に言われるまでもなく、一方通行本人が痛いほどに理解している。
もともと一方通行は正義の味方などではないし、聖者などでも断じてない。
だからこそ。
以下略
546
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/27(木) 23:53:32.63 ID:g6QQtHMF0
「もォ死ねよ、元凶」
垣根帝督にとっての御坂美琴とは、一方通行にとっての打ち止めなのだろう。
一方通行も経験したことがあるから分かった。
彼にとって打ち止めは、彼女の見せる光は眩し過ぎた。
以下略
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