過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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812: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/11(木) 23:46:21.58 ID:XKyRLi0g0
(木原のクソの仕業か……?)

木原がヘマをした部下を殺した、というのが一番最初に思い浮かんだものだった。
だが、木原とて既に超能力者のトップスリーに踏み込まれている状況でこれだけの部下を殺すほど馬鹿ではないだろう。
勿論『木原』というのがあの木原なら、の話ではあるが、別の木原だったとしてもここまでする意味がない。
以下略



813: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/11(木) 23:47:26.68 ID:XKyRLi0g0
そう思った瞬間だった。
物音。部屋の外からだ。
頭で考えるよりも早く体が動いた。ホルスターから小型の拳銃を引き抜き、構える。
油断なく身構え、一歩部屋を出た。
すると一方通行が部屋から出てくるのを待っていたように、タッタッタッ、と誰かが走り去る音が聞こえた。
以下略



814: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/11(木) 23:48:17.02 ID:XKyRLi0g0





以下略



815: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/11(木) 23:49:06.76 ID:XKyRLi0g0
飄々と会話をしている二人だったが、実は先ほどから彼らは交戦状態に突入していた。
怖いほどに誰とも遭遇しなかった一方通行とは違い、こちらは割とすぐに迎撃部隊がお出ましになったのである。
が、いかに訓練された熟練の部隊といえど超能力者の前では有象無象の塵芥同然。
垣根に至ってはほとんど動いてすらいない。美琴の操る莫大な黒き奔流が全てを押し流していくからである。
雨のように放たれる銃弾は全てガリガリッ、という音をたてて砂鉄に砕かれる。
以下略



816: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/11(木) 23:49:58.57 ID:XKyRLi0g0
「んで、お先に進むにはこのエレベーターだったな。床ぁぶち抜くか、それとも」

垣根は一つのエレベーターの前で歩みを止めた。
美琴もそれに合わせて足を止める。
見た目には特に特筆すべき点はない、普通のエレベーターだ。
以下略



817: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/11(木) 23:50:42.18 ID:XKyRLi0g0
「……って、あれ?」

「出迎えなしかよ。しらけんな」

そこに予想された罠はなく、ただ小奇麗な廊下が伸びているだけだった。
以下略



818: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/11(木) 23:51:43.24 ID:XKyRLi0g0
分断させての各個撃破。戦いの基本でもある。
だからこそ、この状況は敵の思い通りということになる。
これは面白くない状況だ。一刻も早く垣根と合流すべきだろう。

「垣根!! 何とかして戻って来れない!? それとも私が何か道を探して……」
以下略



819: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/11(木) 23:52:23.01 ID:XKyRLi0g0
カツ、カツ、カツ。
聞こえる。足音だ。こっちへ近づいてくる。
敵だ。倒すべき存在が、学園都市の『闇』に巣くう何者かが姿を現そうとしている。
深遠なる地獄の居住者。どうしようもない悪意の塊が。それは垣根の方にも現れている。
双方交戦は不可避。そもそもそのつもりはない。だからこそ、
以下略



820: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/11(木) 23:52:59.19 ID:XKyRLi0g0
「るーんるんるんるーん♪」

少女だった。まだ幼さが残っている。
おそらく美琴の一つか二つ下、白井や佐天、初春たちと同年齢程度だろう。
黒い髪。左右に団子を作っている。首からは多くのスマートフォンを下げていた。
以下略



821: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/11(木) 23:53:33.41 ID:XKyRLi0g0





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