過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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839: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/13(土) 23:27:02.30 ID:1Q7PmUHI0
子雛がオイルを操作。垣根が背を向けていた壁から鋭利な刃物がにょきりと伸びる。
もはや完全に彼女たちの支配化に置かれたこの空間は、彼女たちの思うがままに姿を変える。
彼女たちの腹の中で戦うということは要するにこういうことなのだ。

「ッ!!」
以下略



840: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/13(土) 23:29:21.11 ID:1Q7PmUHI0
最初、垣根は真紀が四人に何か能力で働きかけたのかと思った。
だが違う。兵道真紀の服が黒い鎧に変わったことから、まず間違いなく彼女の能力は『油性兵装』だ。
服を石油に分解しそのまま身を守る装甲にしたのだろう。

では次に垣根に攻め込んできた坂状友莉はどうか。
以下略



841: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/13(土) 23:29:55.97 ID:1Q7PmUHI0
それは能力の基盤となる『自分だけの現実』だ。
たとえ生じる結果は同じでも、それぞれが観測する可能性、それぞれの世界は一〇人いれば一〇種類ある。
当然の話だ。それ故に『自分だけの』現実なのだから。
要するに電撃使いが一万いるとすれば、それはそれぞれ別の『電撃使い』であり、『自分だけの現実』を土台とする以上全く同一の能力者など絶対に存在しない。

以下略



842: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/13(土) 23:30:49.64 ID:1Q7PmUHI0





以下略



843: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/13(土) 23:36:27.66 ID:1Q7PmUHI0
恋査の背中から何かが展開されている。翼のようにも見えるそれ。
一方通行はそれを見て、つい先日戦った一人の超能力者を思い出す。
垣根帝督。『未元物質』。展開された、天使のような六枚の白い翼。
だがよく見てみれば恋査のそれは垣根のものとは全く性質が違うことが分かった。

以下略



844: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/13(土) 23:37:15.13 ID:1Q7PmUHI0
慎重になっていたが故に能力ではなく銃を選択し。
警戒していたが故に先制攻撃を仕掛けた。

その何もかもが。
致命的と評価出来た。
以下略



845: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/13(土) 23:38:50.16 ID:1Q7PmUHI0
「な、ンだ、今のは……!!」

一方通行は麦野沈利と面識がない。
会ったことがないのだから、当然その能力も見たことがない。
金属を易々と食い破っていく圧倒的破壊力。何もかもを防いでしまいそうな盾。
以下略



846: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/13(土) 23:41:02.23 ID:1Q7PmUHI0
遠慮などしてやる意味も義理も必要もない。
そもそも正面切って対峙している最中に隙を晒したのはあちらなのだから、文句を言われる筋合いもない。
一方通行がその心遣いに感謝して喜んで全身を砕いてやろうとした時、恋査がこちらを振り向いた。

「先生があなたと話したいと言っています」
以下略



847: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/13(土) 23:44:41.97 ID:1Q7PmUHI0





以下略



848: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/13(土) 23:45:34.32 ID:1Q7PmUHI0
「ちょっと待ってね」

笑顔でタンマを要求する円周。
これでいいのだろうか。美琴はそう思わずにはいられなかった。
円周は床に座り込み、何かを着込んでいた。
以下略



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