過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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869: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:45:54.89 ID:Ey27nqdF0
「ちょっと待って。アンタ、それ、もしかして中身は……!!」

「察しがいいね。『細菌の壁』って言うんだけどね。
ロシア政府の最重要機密の一つ。核兵器発射施設が占拠された時の対策。
施設には傷をつけずに人員だけを確実に殲滅する生物兵器だよ」
以下略



870: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:46:47.56 ID:Ey27nqdF0
『細菌の壁』とやらについて美琴は何も知らない。
だがその感染力如何によっては学園都市全域を飲み込む危険性だってある。
最悪、『外』にまで漏れる可能性も無視できない。

そんな生物兵器をここで散布すれば、たしかに美琴は殺せるかもしれない。
以下略



871: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:47:48.96 ID:Ey27nqdF0
『木原』一族の中でも木原円周は頭の出来で言えばかなり上位に位置づけられる。
たとえ教科書がなくとも。懇切丁寧に解説してくれる教師がいなくとも。
円周は世界を構成する要素から科学を抽出し、常に学習していた。

宙を漂う埃。プラスチック製のコップの質感。
以下略



872: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:48:41.23 ID:Ey27nqdF0
「うんうん、これで私たちの勝ちだよね、乱数おじさん」

美琴が動くより早く。円周はその栓を引き抜く―――

「……はぇ?」
以下略



873: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:49:45.51 ID:Ey27nqdF0
倒れている木原円周に顔を向ける。
ある意味では彼女も被害者なのかもしれない。
これから真っ当な教育を受ければ、円周は真人間になれるのだろうか。

その絶望的な可能性に美琴は複雑そうに顔色を変えた。
以下略



874: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:50:38.44 ID:Ey27nqdF0




『Equ.DarkMatter』
以下略



875: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:52:20.51 ID:Ey27nqdF0





以下略



876: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:53:31.35 ID:Ey27nqdF0
細魚が垣根の言葉を軽く聞き流す。
上の道具であることを受け入れているのか、それとも何か他の考えがあるのか。

「アンタや超電磁砲、一方通行。超能力者ってのは大人の都合が通じないからね。
個としての大戦力の超能力者より、制御の利く群としての大能力者の需要が生まれた」
以下略



877: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:54:28.47 ID:Ey27nqdF0
一度垣根が攻勢に回ればこんなものなのだ。
そもそも、この戦いは前提が間違っている。
『白鰐部隊』は友莉が語ったように群れで個の超能力者を蹴散らすもの。
今回は圧倒的に人数が足りていない。

以下略



878: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:55:34.76 ID:Ey27nqdF0
「液体と個体の区別すらない特殊複合装甲。
戦車の滑腔砲が直撃したってノーダメージでっせ」

「ちゃんと“受け止め”られれば超電磁砲にも耐えられるわけだし。
失敗すれば粉々だけどね、普通に」
以下略



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