過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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13: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:13:37.46 ID:0wYW71OQo
 彼はそういって話を始めた。
 彼がサイレンドリフトであったこと。
 サイレン世界とは荒廃した未来の世界であったこと。
 その世界の大気を吸い込むと脳覚醒というものを起こして『PSY』の力に目覚めるということ。
 正直なところ、手放しですべてを信じることは出来ない話だと思った。
以下略



14: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:14:38.09 ID:0wYW71OQo
「つまりあなたが魔女結界の中で『PSY』をばら撒いて、それが辺りに充満するまで私があなたを守ればいい
わけね」

 私の言葉に夜科アゲハは「ほー、正解正解」と驚きを露わにする。

以下略



15: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:15:38.61 ID:0wYW71OQo
「それに。ほむら、お前のこと見てるとあの時の俺や桜子を見てるみたいで放っておけないんだよな」

 最後に付け足されたその言葉がどれほどの重みをもっているのか。
 私には想像がつかなかった。
 それがぶつかった壁を乗り越えたものと、未だ壁の前で立ち往生しているものの『差』だろうか。
以下略



16: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:16:40.15 ID:0wYW71OQo





以下略



17: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:17:38.74 ID:0wYW71OQo
 私、暁美ほむらは今類い稀なる危機に瀕している。
 やはりここは状況を整理すべきだろうか。と、とりあえずそうしましょう。
 
 鹿目まどかにインキュベーターが近づかないように四十メートル付近から尾行をしていた。
 突如怪しげな気配を感じた私は、鹿目まどかに気づかれないようにしつつ彼女に近寄った。
以下略



18: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:18:38.36 ID:0wYW71OQo
 反撃しようにも私はサイレンサーなんて便利なものを持っていない。
 この人ごみの真っただ中で銃声がするのは明らかにマズイ。どうすべきか。
 とりあえず人の少ないところへ行こう。
 このまま逃げ続けるのは埒があかないし、何より私にもプライドってものがある。
 魔法少女に喧嘩を売ったことを後悔させてやる。
以下略



19: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:19:37.37 ID:0wYW71OQo
女はそれだけ言うと私に向かってウィンクして手近な窓から飛び降りる。
 女がいなくなってからワンテンポ遅れてようやく私は後を追う。
 女が飛び降りた窓からその姿を探す。
 真下、なし。
 そこから視線を正面へと移すがやはりいない。
以下略



20: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:20:41.05 ID:0wYW71OQo





以下略



21: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:21:39.64 ID:0wYW71OQo
 私と夜科アゲハは連れ立って街を歩く。会話はない。
 彼は、私が話をする気がないことに気がついていて話しかけてこないように思える。
 これから遭遇するであろう使い魔のことを考える。大した問題ではなさそうだ。
 黙々と私は歩を進めるが、ふと『PSY』という力のことが気になりだす。
 当然だった。
以下略



22: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:22:38.49 ID:0wYW71OQo
 今度こそどんなことにも驚かない覚悟で私は肯定する。

「プログラム”ネメシスQ”。前に話したサイレンの管理者たるプログラムだ。こいつが化け物じみた強力な
『PSY』でな、単純に説明するなら時間遡行。俺たちはその力で十年後の未来と現在を行き来する羽目になっ
たわけだ」
以下略



23: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:23:38.13 ID:0wYW71OQo
 サイキッカーっていうのは随分と世界が狭いのかしら、と思ったところで気づく。魔法少女の世界も存外に狭
いということに。日陰者の宿命というやつかしら。

「色々とありがとう、参考にさせてもらうわ。それじゃあ、開くわね」

以下略



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