過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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61: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:01:38.33 ID:0wYW71OQo
「それにしても、ほむらちゃんすごかったね」

「マミさんもあんな風に動けるんですか?」

 まどかと美樹さやかがそれぞれ口を開く。
以下略



62: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:02:38.84 ID:0wYW71OQo
「あ、あぁ!違うのよ。そんな顔をさせたかったわけじゃないの。そうよね。出会って二日、三日の相手に手札
を見せるのがあまりに無謀だってことくらいわかっているわ」

 どうやら今度は気を遣わせてしまったらしい。むぅ、やはり面倒臭い人ね。

以下略



63: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:03:38.34 ID:0wYW71OQo
「あれが魔女よ」

 いつ以来だろうか。あの魔女とこうして対峙するのは。

「うえぇ、グロい」
以下略



64: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:04:38.27 ID:0wYW71OQo
 強く、地を蹴る。目的地は巴マミの正面。薔薇の蔓を叩くために。
 取り出したベレッタで、動く的を正確に打ち抜く。こんなことをするよりも時間を止めて連射した方がよほど
手っ取り早いがそこは置いておく。

「巴さん今です!」
以下略



65: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:05:38.28 ID:0wYW71OQo
 声に陰りが見える。気にしていない風を装ってもやはり、ダメなものは駄目か。

「これが魔女退治の見返りってわけ。ねぇ暁美さん?」

 これ以上静観を決め込むことは出来ないらしい。
以下略



66: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:06:38.99 ID:0wYW71OQo
「美樹さん、変なことをいうのね」

<暁美さん、この後時間あるかしら?出来ればあなたと二人で話がしたいの>

 二人には聞こえないようにテレパシーで巴マミがコンタクトを図ってきたか。
以下略



67: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:07:38.75 ID:0wYW71OQo
 少し寒さを残す夜風が頬撫でる。イレギュラーとは重なるものなのか。あるいは、小さなイレギュラーに突き
動かされて私が別の道を辿りはじめたのか。今度こそはまどかを救えるのだろうか。
 思考は留まることを知らない。好奇も不安も一緒くたに思考の渦へと飲み込まれる。それは渦を巻きどんどん
と深みへと嵌っていく。

以下略



68: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:08:38.62 ID:0wYW71OQo
「少し、前置きが長くなってもいいかしら?いやなら、大事なところだけ話すけど」

 あまり長くなるのならこの寒空の下は勘弁してほしい。そう思ったけれど、私はとりあえず先を促すことにす
る。

以下略



69: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:09:40.23 ID:0wYW71OQo
「えぇと、確か。『戦いに魅入られた少女は光の届かぬ箱庭で定められた出会いをするだろう。片割れは巨大な
原石。傍らに小さな原石と漆黒のダイヤモンドを携えて。その出会いがもたらすものは、真実の結果であり、ま
た衝撃。真実を知るダイヤはそれ故にすべてを包み隠す。ほかでもない巨大な原石のために。恨み言を言うより
先に魂の真実を求めよ』だったかしらね」

以下略



70: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:10:38.82 ID:0wYW71OQo
 いつか、インキュベーターから聞き出した魔法少女の平均寿命は一年と一三六日。ここ五十年ほどに絞ればお
およそ九九日。このループでどれだけズレが生じているのかは分からないが。
 その数字と照らし合わせると巴マミはかなり長いこと生きている。もっとも時間だけを考えれば私だって同じ
くらいにはなるはずだが。

以下略



71: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:11:38.61 ID:0wYW71OQo
 そんなわけ、あるはずがない。けれど、それを認めることはただの馴れ合いだ。私はそんなもののためにこの
人に接触しているわけではない。

「平気だといえば嘘になるでしょうね。けど、私には叶えたい願いがあるから、前に進み続けるだけの理由がある。例え、その先に待っているのが私自身の破滅だとしても」

以下略



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