過去ログ - 安部菜々「当時は若く、お金が必要でした」
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2013/04/14(日) 18:24:52.12 ID:tHDCBI9+0
ある日のレッスンスタジオ
モバP「お疲れ様です、差し入れもってきましたっと」
菜々「わっ、とと、す、すみませんプロデューサーさん、失礼しますっ」
モバP「あ、差し入れお前の分もあるぞーって、行っちゃった」
真奈美「ん、プロデューサーか、レッスンの方は終ってるぞ、それとも何かあったのかい?」
モバP「お疲れ様です真奈美さん、いや頑張ってるだろうと思って差し入れの方を持ってきたんですが。菜々、何かあったんですか?随分と慌ててたみたいなんですが」
真奈美「ふむ、そのことで丁度君に聞きたい事があったんだ実はさっき……」
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2013/04/14(日) 18:25:29.11 ID:tHDCBI9+0
ちょっと前
菜々「〜〜〜〜〜♪〜〜〜〜〜♪っと、今日はこの辺でお終いにしよ……ッ!?誰ですか!?」
真奈美「おっと失礼、盗み聞きをするつもりはなかったんだがね、見事な発声だと思って見学させてもらっていたんだが、不味かったかな?」
以下略
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2013/04/14(日) 18:26:38.85 ID:tHDCBI9+0
現在
真奈美「ということがあってね」
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2013/04/14(日) 18:27:38.74 ID:tHDCBI9+0
事務所
菜々「ただいま帰りましたー」
泰葉「あ、お帰りなさい菜々さん」
以下略
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2013/04/14(日) 18:28:47.62 ID:tHDCBI9+0
菜々(二人きり・・・・・・泰葉ちゃんがうちの事務所に入ってからこの事態だけは避けていたのにッ。
い、いえ待つのよウサミン、まだ泰葉ちゃんが"私"の事を知っていると決まった訳では・・・・・・)
泰葉「すいません、菜々さん」
以下略
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2013/04/14(日) 18:30:06.53 ID:XGlAJtX1o
やめたげてよぉ!
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2013/04/14(日) 18:30:26.20 ID:tHDCBI9+0
菜々「は、ははは、た、確かにアイドルとしてはちょび〜っとだけ菜々は先輩ですけど、子役時代からの芸歴を考えると、今更改まって菜々の事を先輩なんて呼ばなくても・・・・・・」
泰葉「最初、この事務所で貴方を見かけたときは正直驚きました、私よりも早くから芸能界に居た貴女が、こんな新興のアイドル事務所で、新人アイドルとして所属してるなんて。
正直な話目を疑いましたし、勘違いか或いは他人のそら似か勘違いかと思いました、あのレッスンを見るまでは。
答えてください、あの新進気鋭の舞台役者だった筈の"安部奈々緒"がなんで安部菜々を名乗るアイドルとしてここに居るのか!」
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2013/04/14(日) 18:32:51.56 ID:tHDCBI9+0
菜々「い、いやでもね、泰葉ちゃんそれはね」モバP「ただいま帰りましたー、おどうした二人とも?」
泰葉「ッなんでもありません。今日はもう上がらせてもらいます、菜々さんまた今度」
菜々「あはは〜……お、お帰りなさいプロデューサーさん」
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2013/04/14(日) 18:33:40.36 ID:tHDCBI9+0
後日 事務所
泰葉「舞台のお仕事、ですか?」
モバP「そうだ、芝居の仕事は泰葉にとっては嫌な思い出が多いかもしれない。けど今回来た仕事はあくまでアイドル岡崎泰葉へのものだ。
以下略
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2013/04/14(日) 18:33:58.01 ID:cPPEpt2g0
ABNN
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2013/04/14(日) 18:34:10.07 ID:MDdkzy5To
i.imgur.com
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安部菜々(17?)
i.imgur.com
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12
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2013/04/14(日) 18:34:34.63 ID:tHDCBI9+0
翌日 事務所
モバP「遅くなりましたー、ってちひろさん今日は午前様だって言ってたし社長は営業先と飲み会、となるとこんな時間に誰も居るわけないか」
モバP「ふぅ、疲れた、まさか泰葉ご指名の映像を見つけるのに丸一日掛かるとは、3年前に解散した劇団だって言うならそういってくれれば良かったのに」
以下略
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2013/04/14(日) 18:35:51.12 ID:tHDCBI9+0
さらに翌日
菜々「ただいま戻りましたー」
モバP「おかえり菜々、お疲れさん」
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2013/04/14(日) 18:37:10.33 ID:HpzDqBzco
あれ?記憶違いかな。昔菜々緒って名前の舞台役者居なかったけ?
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2013/04/14(日) 18:38:02.14 ID:tHDCBI9+0
菜々「見てもらいたいものって、そのポータブルプレイヤーの事ですか?う〜ん菜々、特にフライデーされるようなスキャンダルを起こした覚えは……ッ!?」
モバP「そこに映ってる一番背の小さい女優、いや"子役"といったほうが正しいか、それお前だろ、菜々」
菜々「な、なにいってるんですか、他人の空似ですよ他人の空似」
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2013/04/14(日) 18:39:32.04 ID:tHDCBI9+0
菜々「……あ〜、はい、はい、はい!解りました、も〜観念します、全部お話しますから、その泣きそうな顔を辞めてください!」
モバP「本当か?社外秘のプロフィールにも書かれてないような事ってことは、社長も知らないような話なんだろ?」
菜々「といいますか、実はですねぇ社長さんには事情を話した上で、あのプロフィールの記載を許してもらっているといいますか。
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2013/04/14(日) 18:46:28.71 ID:tHDCBI9+0
菜々「え〜っとですね、菜々のお父さんは舞台俳優さんでしてで、お母さんとは職場恋愛みたいな形で結婚したそうです。
その後菜々が生まれて、お母さんは勤めていた劇団のお仕事を辞めて家庭に入って、お家でお父さんのお仕事を応援するようになったそうです。
それでですね、お父さんは興行や稽古の後には必ずといっていいほど呑みに出かけるような人だったそうで、全部伝聞系なのはですね、菜々が4つか5つ位の頃になりますかね。
その日も、繁華街に出かけて、同僚の方と呑んだその帰りに、ひき逃げに遭って死んじゃったそうです」
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2013/04/14(日) 18:48:44.74 ID:tHDCBI9+0
モバP「……2009年の政権交代、か」
菜々「はい、菜々の居たような劇団は、通常の興行の収入だけでやっていけた演劇業界の最盛期と違い、お客さんや後援会からの寄付。
それから地域の演劇鑑賞会からの収入などで賄っていました。
それらの活動資金の中でも柱とも言えたのが、国……文科省からの助成金でした、まあ当時の菜々にはまだ良く判らなかったんですけどね」
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2013/04/14(日) 18:50:21.82 ID:tHDCBI9+0
菜々「菜々の方から、お断りさせてもらったんです、別に自分が辞める代わりに別に人を拾って頂くとか、自己犠牲じゃあありません」
ただ当時は若く、お金が必要でした」
菜々「政権交代が起こる少し前から、お母さんが病気に掛かったんです。ショックから立ち直ってからは、座長さんにお願いして、劇団のお仕事に復帰させていただいたんですが。
私の、役者としてのささやかなお給金と併せても、満足に貯金のなかった女二人の生活は厳しいものがありました、その無理が祟って、倒れたんです。
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2013/04/14(日) 18:52:32.43 ID:tHDCBI9+0
モバP「じゃあリアルJKっていうのは」
菜々「嘘っ、て事になっちゃいますね……あ、でもでも、菜々が17歳って言うのはほんとにほんとですよー」
モバP「今までの話が作り話で無い限り、今更そこは疑ったりはしないさ、でも17にしてはお前、随分と昭和の文化に詳しいよな」
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2013/04/14(日) 18:54:42.48 ID:tHDCBI9+0
モバP「ははは、そんな事はないさ。見た目だけならそれよりも断然若く見えるし。ただ今の話を聞く限りでは、普通の17歳とは比べ物にならないくらいの苦労をしてきてるみたいだから。
そういった人生経験は多分ファンの皆にも隠し様もないからな、そういうところが菜々の事を17歳にしては大人びた女性に見せてるんだと思う。
で、だ。菜々が今まで苦労してきた事は十分に伝わった、それで、お母さんは今はどうしてるんだ?」
菜々「……あ〜あ、折角話を逸らしたのに、聞いちゃうんですか?」
以下略
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