過去ログ - アナスイ、徐倫と共に一日生き返る
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2013/04/27(土) 13:31:36.17 ID:b8QHYCA30
第七話 『わかった』
<現在時刻 21:14>
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2013/04/27(土) 13:46:22.18 ID:QjeqrsaM0
<現在時刻 22:36>
アナスイ「徐倫、もうこの場所から移動するつもりはないのか?」
徐倫「ええ。星の光は鉄格子から何度も覗いていたけれど、とても好きなの」
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2013/04/27(土) 14:05:26.68 ID:QjeqrsaM0
<現在時刻 23:41>
気がつくと、辺りにはアナスイと徐倫以外誰もいなくなっていた。
輝く星も、かすかな光を放つ星も、ここからの景色は二人だけのものとなる。
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2013/04/27(土) 14:22:52.76 ID:QjeqrsaM0
最終話 『指輪』
徐倫「話って……何?」
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2013/04/27(土) 14:42:18.61 ID:QjeqrsaM0
アナスイ「徐倫、この指輪を受け取ってほしい」
アナスイはかつて一度渡した指輪を、再度差し出した。
雲からかすかに降り注ぐ月の光が反射し、指輪がキラリと瞬く。
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2013/04/27(土) 15:00:43.58 ID:QjeqrsaM0
アナスイ「え…?」
アナスイはハッとした。
徐倫の冷たい目にも驚いたが、『受け取れない』の言葉に何より動揺した。
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2013/04/27(土) 15:19:15.21 ID:QjeqrsaM0
徐倫の発言から数十秒の沈黙が流れた。
徐倫は時計をチラリと見る。
アナスイにプレゼントしてもらった白い腕時計。
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2013/04/27(土) 15:44:27.23 ID:QjeqrsaM0
今、風は止まっている。
無音の中、アナスイは言葉を続けた。
アナスイ「その可愛らしい顔も、魅力的なスタイルも、チャーミングな笑顔も、
仲間想いの優しさも、覚悟を決めた時の力強い意志も、誰かに頼りたい時の弱い一面も、
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2013/04/27(土) 15:57:18.85 ID:LIFDPnIZo
や…やったッ!
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2013/04/27(土) 16:11:28.64 ID:QjeqrsaM0
<現在時刻 23時59分>
ひゅうっ
冷たい夜風が吹く。しかしアナスイの高揚がそれを感じさせない。
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2013/04/27(土) 16:25:41.03 ID:QjeqrsaM0
昔F・Fがしていた話だ。
『生きることは、思い出を作ること』だと。
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