過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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1: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/08(水) 21:11:35.96 ID:TsjP8uUw0


端的に言うならば、『教会のために魔道書を書くこと』。
それが、私の仕事、職業だった。

つまりは、『隠秘記録官(カンセラリウス)』。

この職業に就いた理由は、簡潔だ。
魔女の脅威から、人々を救うため。
魔術師が魔道書を読む時に、迷わないようにするため。

そして定めた魔法名は、『我が名誉は世界のために(Honos628)』。

薄い物ならば、不眠不休で。
分厚いものでも、なるべく睡眠時間を削って。

そうして必死に書いていると、休むよう言われた。
基本的には流されない性格である自信はあったものの、周囲全員から言われては仕方がなく。
行き場所に彷徨った私は、近場の教会へと足を踏み入れた。
人々でごった返している喫茶店で休むよりも、余程気が休まるというものだ。

『聖なる、聖なる、聖なるかな』

透き通った声が聞こえる。
歌っているのは、先程口にされた言葉通りの題名。
有り体に言えば、讃美歌だった。

『三つにいまして ひとつなる』

三位一体の教理を定義した、一つの神聖な歌。

『神の御名をば 朝まだき
 おきいでてこそ ほめまつれ』

扉に手をかけた。
ひと思いに開ける。

そこには、少女が居た。

石をパンに変える聖女にして、人を石に変える魔女。

「……誰だ?」






彼女の、名前は―――――――――――

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2: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/08(水) 21:12:54.75 ID:TsjP8uUw0

注意書き


・平行世界の話
以下略



3: ◆2/3UkhVg4u1D[saga ]
2013/05/08(水) 21:15:31.74 ID:phiyZibt0

「……、…」
「……気のせい、か?」

暫く黙っていると、彼女は勝手に納得したのだろうか、視線をそらした。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/08(水) 21:15:36.61 ID:K5dmoipq0
  


5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/05/08(水) 21:15:54.19 ID:IiW5vi1Zo
>>1はSS初心者

どの口がほざく


6: ◆2/3UkhVg4u1D[saga ]
2013/05/08(水) 21:15:55.42 ID:phiyZibt0

フィアンマは、目が見えないにも関わらずアウレオルスの職業をピタリと言い当てる。
声と、聞かされていた情報からだ。
別に、特別な―――例えば、絶対記憶能力などは持ち合わせていないが、記憶力は良い方だ。
加えて、直感もなかなかに鋭い方だった。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/08(水) 21:16:01.36 ID:K5dmoipq0
  


8: ◆2/3UkhVg4u1D[saga ]
2013/05/08(水) 21:16:55.76 ID:phiyZibt0

そんな小難しいことを沢山言われ(意味はわかる)。
特殊体質と特別な術式を持ち合わせる強大な少女は。
世界二○億を超える信徒を抱えるローマ正教の陰のトップは。

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/08(水) 21:17:23.26 ID:K5dmoipq0
  


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/08(水) 21:18:04.31 ID:/prSZXfio
またお前か


11: ◆2/3UkhVg4u1D[saga ]
2013/05/08(水) 21:18:35.18 ID:phiyZibt0

短いけどとりあえずここまで。
ゆっくり書いていきます。
前スレで予告したやつは書き溜め中です。
あの、長さ的に半年位かかりそうだったので…こっちを先に。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/08(水) 21:21:54.33 ID:AerT5YTSO
半年て。機体させていただこうジャマイカ


ピクシブにあった>>1の盲目フィアンマさんかね


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/05/08(水) 21:22:48.93 ID:gx7uH7k70
今更何をいってんすか、アンタ


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/08(水) 21:39:33.74 ID:kgCBFOVs0
初投稿です。  って言った方が良かったんじゃないか?(ゲス顔)

今回も期待してます


15: ◆2/3UkhVg4u1D[saga ]
2013/05/09(木) 21:36:11.07 ID:VkABzR7o0

>>10
はい(震え声)

>>12
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/09(木) 21:36:18.93 ID:deX2BSvP0
   


17: ◆2/3UkhVg4u1D[saga ]
2013/05/09(木) 21:36:41.14 ID:VkABzR7o0

「…呆然、雇う…とは?」

アウレオルスの脳内に浮かんだのは、顧問の二文字。
『完全なる知性主義』を究めるにあたっては、優秀な頭脳を持つ同じ教派の人間が傍に居た方が良いのはわかる。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/09(木) 21:36:51.94 ID:deX2BSvP0
   


19: ◆2/3UkhVg4u1D[saga ]
2013/05/09(木) 21:37:31.21 ID:VkABzR7o0

「……漠然、友人とは。今先、雇うと口にされたのでは」

フィアンマとアウレオルスは、外へ出た。
夕暮れ時、赤い夕焼けは徐々に落ちていく。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/09(木) 21:38:30.22 ID:deX2BSvP0




21: ◆2/3UkhVg4u1D[saga ]
2013/05/09(木) 21:39:52.85 ID:VkABzR7o0

そんな会話をしていると、気がつけば辺りは暗く。
ついでなので食事をしていこう、と彼らはカフェへと向かった。
差別的な扱いを受け易い赤毛だったが、きちんと手入れをしてあるそれは美しく。
長い髪は風に揺れ、その度に人の視線を集めた。
以下略



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