203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/30(木) 07:25:40.02 ID:IVmmIEuJo
「彼が来たから、あなたは今、彼の方に引きずられているんだと思います。
わたしにとっても、それは別に悪いことではないんです。
でも、もし、彼に引っ張られていった結果、あなたがもう一度傷ついたとしたら」
204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/30(木) 07:26:49.05 ID:IVmmIEuJo
いまいち要領の得ないシラユキの話は、けれど何か大事なことを示唆している気もした。
ツキが望んでいること。シラユキが望んでいること。そしてわたしが望んでいること。
そのどれもが曖昧で、わたしにはよくわからない。
205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/30(木) 07:27:28.30 ID:IVmmIEuJo
◇
ツキはなかなか屋敷に戻ってこなかった。
206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/30(木) 07:27:55.74 ID:IVmmIEuJo
そこに現れたのがツキだ。
彼は「取り戻したいものがある」といい、この屋敷で一緒に暮らし始める。
彼はわたしを「アヤメ」と呼んだ。
207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/30(木) 07:28:57.55 ID:IVmmIEuJo
ペンを机の上に放り投げて頬杖をついた。
情報の整理は捗らなかった。現に起こったことだけを列挙しても、何もわからない。
かわりに思ったことがある。
208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/30(木) 07:29:37.24 ID:IVmmIEuJo
『その結果、あなたがどちらを選ぼうと、わたしはあなたの判断に従います』
シラユキはそう言った。"どちら"というのは、何と何のことなのだろう?
209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/30(木) 07:30:21.09 ID:IVmmIEuJo
つづく
210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/30(木) 08:29:52.81 ID:AQQgnu2AO
乙。
読んでるこっちも頭痛がしてきた。
211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/30(木) 20:11:59.40 ID:kAFW7a7AO
乙
わからん
212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/30(木) 20:24:34.72 ID:sBwMp5q6O
乙
213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 07:06:54.90 ID:R3N8s+H6o
◇
夕方過ぎ、わたしは部屋を出た。
なぜなのかは分からないけれど、じっとしていられなかった。
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