過去ログ - 魔法使い「勇者がどうして『雷』を使えるか、知ってる?」
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41: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2013/05/23(木) 00:33:07.70 ID:4RdAMvYao
魔法使いは、解き放つ。
最後の決戦の為に何が何でも温存するはずだった、奥の手の、更に奥の手を。

魔力はもう、残ってなどいない、使い果たした。
『エルフ族の薬』の予備も、無い。
以下略



42: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2013/05/23(木) 00:34:11.74 ID:4RdAMvYao
魔界騎士「がぁぁぁぁぁっ!」

肘から先を失い、さしもの魔界騎士も苦痛を声として吐き出す。
だが――――まだ、『剣』がある。

以下略



43: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2013/05/23(木) 00:34:47.97 ID:4RdAMvYao
魔界騎士の漆黒の長剣は、柄手までも砕け散った。
剣と盾を失い、残りは鎧の五体のみ。

魔界騎士「ぐぅっ……! だが、まだ……!」

以下略



44: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2013/05/23(木) 00:35:34.18 ID:4RdAMvYao
斃れた魔界騎士の亡骸は、蒼炎に包まれて虚空へ溶けていった。
その様を、僧侶は昇天する霊魂へそうするように、見送った。
最後の『魔界騎士』を討ち果たし、彼の言葉を信じるのなら……これで、彼の種族は滅んでしまった。
元の数が、どれだけかは分からない。
だが、彼と同等の存在が――――魔界には、珍しくも無かったのだろう。
以下略



45: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2013/05/23(木) 00:37:16.29 ID:4RdAMvYao
本日投下終了です
質問、不明な点ありましたら一段落してからお答えいたします

それでは、また明日


46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/23(木) 01:15:44.90 ID:Fd+WRMpWo


正直魔法使いは気になってたんだよなー……


47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/23(木) 01:43:21.53 ID:ZqeIZYYDO

全部読み返してきた
ポチの出番はありますか?


48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/23(木) 13:13:01.61 ID:Z4ocHQWZ0
>>45

新作!!すげー嬉しい!!ありがとう!!

後日談&前日譚というのは魔法使い達の世界だけかな?
以下略



49: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2013/05/24(金) 00:24:34.79 ID:zNvxktpKo
>>47
今回は無しです

>>48
今回、淫魔は出てこないです
以下略



50: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2013/05/24(金) 00:25:17.03 ID:zNvxktpKo
『勇者と魔王の物語』がある。
世界のどこに行っても、細部は違えど同じ物語を描いた本があった。
だが、結末はみな同じだった。
すなわち――――『勇者』が、『魔王』を討滅する、あの栄光の勝利。
そしてそれを三人は、目の前で見る事ができた。
以下略



51: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2013/05/24(金) 00:26:18.71 ID:zNvxktpKo
――――――――

決戦を終えた大広間の大きく重い扉をくぐると、彼らの背後で続けざまに轟音が鳴り響いた。
崩れた天井が瓦礫と化して、大広間を埋め尽くしていく。

以下略



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