過去ログ - エレン「ま、やれるだけやるさ」
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20:1[saga]
2013/05/25(土) 01:40:25.75 ID:EjB2VrN90
訓練課程を修了し、ついに104期生は正式な兵士となった。

上位10名になれば配属先を自分で決めることができる。大半は憲兵団を志望するのが通例だ。

キース「貴様らも卒業だ! これより104期生の成績上位者10名を発表する!」
以下略



21:1[saga]
2013/05/25(土) 01:44:21.35 ID:EjB2VrN90
解散式の夜に、食堂でジャンはスープを豪快にすすっていた。

――これで内地行きが確定だ! 俺は楽に安全に生きることができるんだ! それに……憲兵団なら、母さんだって……!

エレン「うれしそうだな」
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/25(土) 01:50:55.55 ID:mRCYuqGYo
おもしろい、見てるよ


23:1[saga]
2013/05/25(土) 01:53:53.91 ID:EjB2VrN90
ジャン「は、はぁっ……!?」

コニー「正気かよエレン!?」

食堂中がざわめきに包まれる。
以下略



24:1[saga]
2013/05/25(土) 02:02:17.77 ID:EjB2VrN90
104期生は解散した。今はもう、それぞれ所属の部隊に配置されるのを待つだけだ。

明日にそれを控え、ひとまずエレンを班長とする固定砲整備4班は駐屯兵団の仕事を手伝っている。

エレン「砲弾良しと。アニ、そっちはどうだ?」
以下略



25:1[saga]
2013/05/25(土) 02:08:19.93 ID:EjB2VrN90
エレン「あれだぞ、昨日の話は本当だ。つーかアニはなんで俺の誤魔化しが分かったんだよ」

アニ「格闘訓練で、あんた嘘のフェイントしかけるときちょっと表情が変わるんだ。それで」

サシャ「さすがめざといアニめざといですねぇ〜」
以下略



26:1[saga]
2013/05/25(土) 02:14:07.05 ID:EjB2VrN90
アニ「は?」

彼の表情をうかがい知ることはできない。だがなぜだろうか、アニは足元を縫いとめられたかのように動けなかった。

隣のサシャも同様であるようだ。向こう側とここで世界が断絶されているような圧迫感。息が苦しい。エレンの発する雰囲気が、何か、違う。
以下略



27:1[saga]
2013/05/25(土) 02:19:02.47 ID:EjB2VrN90
エレンが振り向いた。

アニは、彼のそんな表情を見たくなかった。

満面の喜色――違う違うこれは絶対に違うこんなものが笑顔だと認めるか認めてたまるものか。
以下略



28:1[saga]
2013/05/25(土) 02:25:10.61 ID:EjB2VrN90
これが、エレン・イェーガーなのか。

これが、彼の笑みに隠れていた本当の姿なのか。

ああもうだめだとアニは眩暈に参った。
以下略



29:1[saga]
2013/05/25(土) 02:28:34.47 ID:EjB2VrN90
エレン「――飛び降りろ!!」

全員がその声に従った。風圧で吹き飛ばされながらも、体勢を立て直し壁にアンカーを突き立てる。全員意識ははっきりとしている。

コニー「なんだ!? なんなんだ!?」
以下略



30:1[saga]
2013/05/25(土) 02:44:35.31 ID:EjB2VrN90
混乱にざわめく町を、避難民たちが駆け抜ける。

迅速な避難だった。破られた門から巨人たちが入ってくる。

それに備えなければならない。
以下略



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