26:1[saga]
2013/05/25(土) 02:14:07.05 ID:EjB2VrN90
アニ「は?」
彼の表情をうかがい知ることはできない。だがなぜだろうか、アニは足元を縫いとめられたかのように動けなかった。
隣のサシャも同様であるようだ。向こう側とここで世界が断絶されているような圧迫感。息が苦しい。エレンの発する雰囲気が、何か、違う。
27:1[saga]
2013/05/25(土) 02:19:02.47 ID:EjB2VrN90
エレンが振り向いた。
アニは、彼のそんな表情を見たくなかった。
満面の喜色――違う違うこれは絶対に違うこんなものが笑顔だと認めるか認めてたまるものか。
28:1[saga]
2013/05/25(土) 02:25:10.61 ID:EjB2VrN90
これが、エレン・イェーガーなのか。
これが、彼の笑みに隠れていた本当の姿なのか。
ああもうだめだとアニは眩暈に参った。
29:1[saga]
2013/05/25(土) 02:28:34.47 ID:EjB2VrN90
エレン「――飛び降りろ!!」
全員がその声に従った。風圧で吹き飛ばされながらも、体勢を立て直し壁にアンカーを突き立てる。全員意識ははっきりとしている。
コニー「なんだ!? なんなんだ!?」
30:1[saga]
2013/05/25(土) 02:44:35.31 ID:EjB2VrN90
混乱にざわめく町を、避難民たちが駆け抜ける。
迅速な避難だった。破られた門から巨人たちが入ってくる。
それに備えなければならない。
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/25(土) 02:47:58.45 ID:KbAp8Zrdo
エレンさん…
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/25(土) 02:49:06.31 ID:vd99axpv0
このエレンは必殺技とか持ってそう
33:1[saga]
2013/05/25(土) 03:06:18.82 ID:EjB2VrN90
エレン「俺には果たせていない使命がある、だから死なない」
双眸に決意の光が閃く。
エレン「お前はどうだ、ジャン」
34:1[saga]
2013/05/25(土) 03:24:51.66 ID:EjB2VrN90
――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
――――――――
35:1[saga]
2013/05/25(土) 03:39:04.49 ID:EjB2VrN90
エレン「討伐数7」
自分でも驚くほど無駄なく速やかに首を刈り取った。
まだ飲み込んでいなかったのか、巨人の口からミーナだったものがこぼれる。駆け寄ろうとしたコニーも、エレンも、足を止めた。
36:1[saga]
2013/05/25(土) 03:42:00.75 ID:EjB2VrN90
すまんな、今日はここまでなんだ。
明日には終わると思うよ。
312Res/111.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。