2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/03(月) 23:32:59.01 ID:pG0rEEGC0
「そういうことじゃなくて!」
案の定、凛は少しだけ感情を表に出してこちらを向く。
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/03(月) 23:35:33.56 ID:pG0rEEGC0
俺はさっき凛がしてみせたような溜息を一つしてから、
「加蓮によく似合ってるだろ?」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/03(月) 23:37:19.21 ID:pG0rEEGC0
「だから、それは分かってるってば。加蓮、よく似合ってるよ」
それを自分でも意識してるのか、単純に勢い任せで感情をぶつけるのが苦手で、
結果的に凛はこういう回り道をするための言葉を、実に苛立たしげに言うのである。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/03(月) 23:39:30.59 ID:pG0rEEGC0
「加蓮ってさ」
「なんだ?」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/03(月) 23:41:16.41 ID:pG0rEEGC0
「友達としてか?」
「うん。それに、あなたの担当アイドルとしても」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/03(月) 23:41:43.95 ID:fCN9ajFTo
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渋谷凛(15)
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/03(月) 23:42:49.88 ID:pG0rEEGC0
「プロデューサーはさ、真面目だよね」
「そうか?」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/03(月) 23:44:01.33 ID:pG0rEEGC0
「そういうつもりは無いんだけど……」
凛は、変わらず窓の外を見ている。
窓の外は普段と何も変わらない、都会の情景だ。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/03(月) 23:45:30.38 ID:pG0rEEGC0
「その時にプロデューサーが誰かのものになってたら?」
「直球だな、お前は」
「今更でしょ。そこまで鈍感な人なら、私のプロデューサーじゃないよ」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/03(月) 23:46:50.52 ID:pG0rEEGC0
「……因みに」
と、不意に凛の纏う空気が変わる。
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