過去ログ - 真奥「性欲を持て余す」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/12(水) 20:57:35.29 ID:vLNSj/6Bo
触れて欲しいと思った。
だが触れてくれなかった。
もしあのまま触れてくるようなら、その場で聖剣を取り出し貫いてやったものを。
それは半ば本気の思いだった。

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/12(水) 20:58:06.27 ID:vLNSj/6Bo
真奥が目を覚ますと、辺りには誰もいなかった。

真奥(……先に帰ったか?)

酒の抜け切らない頭で考えながらしばしぼうっとしていると、ドアを閉める音が聞こえた。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/12(水) 20:58:35.69 ID:vLNSj/6Bo
それなりに早い時間ではあるが、土曜ということもあり新宿駅東口にはすでに多くの人通りがあった。
改札に降りる前に、恵美が財布を取り出し真奥に数枚の札を渡そうとする。

恵美「これ。昨日のホテル代と、酒代。割り勘ね」

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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/12(水) 20:59:06.62 ID:vLNSj/6Bo
ぎゃあぎゃあといい年をした男女が言い合っているのを歩きながら横目で見ていく通行人達。
その中に、立ち止まり凝視している人影があったことに、二人は気づかなかった。

千穂「……真奥さん、遊佐さん……?」

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/12(水) 20:59:35.04 ID:vLNSj/6Bo
恵美「あ、あのね、千穂ちゃん、それは誤解で、落ち着いて聞いて欲しいんだけど」

千穂「……はい」

恵美「えーと、つまり……お酒って怖いのよ! ワケ分かんなくなっちゃうから、千穂ちゃんも大きくなったら気をつけて――」
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/12(水) 21:00:05.40 ID:vLNSj/6Bo
真奥「……帰ったぞー」

漆原「おかえり。昨夜はお楽しみでしたね」

真奥「んなわけあるか、馬鹿。知り合いと朝までファミレスで話してたんだよ」
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/12(水) 21:00:35.10 ID:vLNSj/6Bo
漆原「でも勇者の方はほら、あいつの村を滅ぼしたのは僕の軍なわけで」

漆原「どっちかっていうと仇としては真奥より僕じゃない? だから生きてるのが不思議なくらいだよ」

真奥「……言われてみりゃ、そうか」
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/12(水) 21:01:24.81 ID:vLNSj/6Bo
にわかには信じ難かった。
真奥はその怒りのあまり、涙まで流して自分を罵る恵美を見ている。

漆原「そりゃあ、怒りは残ってはいるだろうね。けどそれはもう、問答無用で相手を八つ裂きにするほどじゃない」

以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/12(水) 21:02:01.53 ID:vLNSj/6Bo
漆原「で、だ。今の話を踏まえて」

漆原「分かりやすく言えば、遊佐は真奥に対して態度が緩んできてると言えると思うんだけど」

真奥「お、おう?」
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/12(水) 21:02:34.25 ID:vLNSj/6Bo
梨香「おはよー! こないだ真奥さんとどうだった? 恵美」

恵美「……どうもこうもないわよ、置いて帰るなんてひどいじゃない」

梨香「何、なんかあったの?」
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/12(水) 21:04:16.16 ID:vLNSj/6Bo
物語にツッコむには無粋な点ですが、他の描写がリアルなだけに気になります。
彼ら一体どうやって性欲処理してるんでしょうね。
というか、性欲あるんですかね。個人的にはたらく魔王さま!最大の謎だと思います。


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