83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/11(木) 19:30:57.98 ID:jSf0V8bD0
桜井桃華
古くから続く桜井財閥の令嬢。
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/11(木) 19:47:33.65 ID:jSf0V8bD0
「その根拠はなんだ?いきなりそんなことを言われても俺は納得できないぞ?こんなやり方はフェアじゃないし、桃華を辞めさせたいのなら事務所を潰す必要も、俺を殺す必要もないはずだ」
テーブルの下で握り締めた右手に汗が滲むのがわかった。
恐らく、顔もこわばっているだろう。表情が上手く作れない。
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/13(土) 09:39:50.93 ID:GD4r91210
「流石に情報筋まで教える事はできんが、黒い部分のある金貸しならうちの親父のコネで調べられる。その結果じゃけえ、情報は信頼してもらってええ」
巴は桃華の写真と情報の書かれた紙を拾い上げると俺へと差し出した。
「封筒の中身には一通り目は通したんじゃろ?その中にこの資料が入っていた段階で、心の準備は出来ておったと思ったんじゃがのう」
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/13(土) 09:41:29.21 ID:GD4r91210
とりあえず一区切りです。
そろそろ展開できたらなと思います
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/13(土) 09:55:06.61 ID:GD4r91210
7
泥のように深い眠りから目が覚めた。
たった二日の間にこれだけのことがあったのだ。消耗するのは無理が無い。
村上組からの保護を受けられることもありがたい。
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/18(木) 16:52:17.86 ID:AuF4IJBWo
期待
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/20(土) 07:16:25.53 ID:JpAruBLR0
巴から得た情報は大きかった。
それでも、わからないことが多すぎる。
桜井財閥が事務所を潰しにかかった理由。
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/20(土) 08:42:59.56 ID:JpAruBLR0
8
しくじっちゃったヨ、頭か胸を打ち抜けばそれだけでよかっタのニ……。
生暖かな街の夜風は少しのぬめりを帯びているようだった。
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/20(土) 11:10:03.20 ID:JpAruBLR0
9
待ち合わせは午後3時。
場所は事務所から歩いて10分程度の場所にある公園の時計の前。
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/23(火) 21:39:29.67 ID:HX9hA9AV0
「Pさん、待ちましたか?」
彼女は肩に回した栗色のロングヘアを揺らし尋ねた。
「いえ、今来たばかりですよ。ちひろさん」
93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 10:33:47.18 ID:THXnTiac0
「こんにちは、Pさん。ちひろさんと晶葉ちゃんに頼んで付いてきちゃいました」
まゆはくすりと笑う。
やや垂れ目がちな目元が薄く伸びた。
96Res/55.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。