109: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2014/01/06(月) 00:15:28.65 ID:hYrEbrhI0
――――
打ち明けたられた昨晩の出来事は凉一にとって衝撃的な内容だった。
110: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2014/01/15(水) 00:42:02.21 ID:3suepMsg0
「ボクはこれからどうすれば……」
「ふむ……まずは吸血鬼としての生活に慣れてもらう。それと【血のチカラ】を使いこなすために訓練が必要だな」
111: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2014/01/22(水) 12:42:12.21 ID:qdioR7GQ0
部屋から出ると板張りの廊下が左右に伸びている。凉一はわずかな空気の流れを頼りに廊下を駆けだす。吸血鬼になり感覚が鋭敏になっているのかもしれない。
制止するマリアヴェルの声を背後に、ひたすら走ると上り階段に突き当たった。
112: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2014/01/22(水) 12:44:22.37 ID:qdioR7GQ0
開いた扉の先は、薄暗く細長い板の間だった。廊下ではなく襖で仕切られている部屋のようだ。閉じた襖が日を遮っているのだろう。
「やめろ! 凉一!!」
113: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2014/01/22(水) 12:48:39.49 ID:qdioR7GQ0
ほんの数秒しか光を浴びていないはずの身体や顔が、まるで真夏の強い日差しに炙られて日焼けした時のようにじんじんと疼く。
早鐘のように脈うつ鼓動とじわりと滲む脂汗。それはまさしく恐怖のサインだった。
114:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/03(月) 01:00:44.43 ID:WYOOKrki0
念のため保守
115:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/09(日) 00:40:56.80 ID:PVkq0Gbc0
ヤバイ
116: ◆.g97gKoujg[sage saga]
2014/03/11(火) 00:06:11.35 ID:ZXlrLCyL0
申し訳ないです。読んでくれてありがとう。
117: ◆.g97gKoujg[sage saga]
2014/03/11(火) 00:22:06.41 ID:ZXlrLCyL0
「……すまない」
「ベルは悪くないよ……」
118: ◆.g97gKoujg[sage saga]
2014/03/14(金) 23:41:21.12 ID:nqQMhBRH0
マリアヴェルが去ってからも、凉一はその場で塞ぎこんでいた。
どれくらいの時間が過ぎたのか……いつの間にか階下からやって来た茨木は、まだ塞ぎこむ凉一を面倒臭そうに「どけ」と、いきなり襖を開け放った。
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