118: ◆.g97gKoujg[sage saga]
2014/03/14(金) 23:41:21.12 ID:nqQMhBRH0
マリアヴェルが去ってからも、凉一はその場で塞ぎこんでいた。
どれくらいの時間が過ぎたのか……いつの間にか階下からやって来た茨木は、まだ塞ぎこむ凉一を面倒臭そうに「どけ」と、いきなり襖を開け放った。
119:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/04/04(金) 23:18:20.64 ID:OM1d08w+0
まだ?
120:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/04/04(金) 23:30:30.42 ID:Mslb5hEP0
あれ
121: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2014/04/05(土) 22:45:03.65 ID:ujHUU/pt0
凉一は八畳程のその部屋を渡り、茨木が出ていった側の障子を開ける。うっそうと生い茂る木々が凉一の視界に飛び込んできた。
外だ――
122: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2014/04/05(土) 22:49:41.47 ID:ujHUU/pt0
「……外に出ても?」
慣れた自分のスニーカーを履きながら凉一は茨木に尋ねた。
123: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2014/04/05(土) 22:54:27.73 ID:ujHUU/pt0
道行くままに林道を五分程歩き続けると立ち並ぶ木々の向こうに瓦葺きの屋根らしき物が見えてきた。
更に進むと開けた場所に出て、その全容が明らかになる――
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/28(月) 22:02:09.65 ID:nFI+81ze0
ほしゅ
125: ◆.g97gKoujg[sage saga]
2014/05/04(日) 00:09:17.87 ID:zd+RR8SO0
白髪頭に深い皺、麻の単の着物が堂に入っている……少し腰が曲がって杖をついているものの老人の貫禄は、この大屋敷に相応しいものがあった。
「え、はい……あっ、すいません! その……勝手に入って……」
126: ◆.g97gKoujg[sage saga]
2014/05/04(日) 00:15:38.90 ID:zd+RR8SO0
「吾妻(あづま)です。どうぞ良しなに」
「比良坂凉一(ひらさか りょういち)です……あの、御館様ってマリアベル……さまの事ですよね?」
127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/18(日) 08:32:27.58 ID:ywiEHcvO0
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