過去ログ - みく「……怨みの門?」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:38:42.38 ID:beAzPYdzo
みく「んと、それで、行き先の話なんだけどにゃ」

イズコ「決まったの?」

みく「うん、天国に行こうかなって。また生まれ変わって、トップアイドル目指すのも悪くないかなーって思ったのにゃ」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:42:26.69 ID:beAzPYdzo
みく「そんな! じゃあ、どうしたらPチャンとちひろさんを守れるの?」

イズコ「人によって引き起こされることは、人の力でどうにかすることができるわ」

みく「……あ! じゃあ、霊が悪さをするのなら!」
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:43:43.17 ID:beAzPYdzo
Phase 6
みくが事故に遭いこの世を去ってから、一か月が経った。
大阪まで行ってみくの葬式に出たり、事故の事で責任者といろいろ話し合いがあったりと、あれから少しの間はバタバタとしていた。
どんなに忙しくても、どこかに必ず空き時間が出てくる。そんな時、俺は決まってみくの曲を聴くのだ。
みくを忘れそうだから聴くのじゃない。みくとの思い出を振り返るために聴くのだ。
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:45:01.35 ID:beAzPYdzo
ちひろ「ああ、プロデューサーさん、言い忘れてたんですけど」

P「何です?」

ちひろ「この前、CGプロさんから連絡がありまして」
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:46:24.53 ID:beAzPYdzo
小梅「は、初めまして……し、白坂小梅……じゅ、十三歳で、です」

おどおどとしている。俺が何とかしなければ。ここは、俺の腕の見せ所だ!

P「初めまして! 初めのうちは慣れないかもしれないけど、一緒に頑張ろうな!」
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:49:16.66 ID:beAzPYdzo
P「あのパイプ椅子か? あれ、なんとなくそのままにしてあるけど、そろそろ片付けないとなあ」

小梅「だ、駄目……あそこ、座ってる」

P「へ? 誰が?」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:51:30.76 ID:beAzPYdzo
ばたり、とドアが閉まる。今、この部屋の中には俺だけだ。
でも、小梅は言う。大きな猫がいると。大きな猫が、みくの特等席に座っているのだそうだ。
小梅の発言を聞いてから、少しの間、動けなかった。息もできなくて、涙が出てきそうだった。

確かに昔、実家で猫を飼っていたけれど、あいつより大きな猫なんていっぱいいるだろう。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:53:17.79 ID:beAzPYdzo
Phase 7
ちひろ「ふう、やっと言いましたか。死んでからようやく言うとか馬鹿ですかあの人は」

小梅「あ、あの……私の話、し、信じてるの…?」

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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:54:01.37 ID:beAzPYdzo
小梅「わ、私、よく撮れるカメラ、持ってる……」

ちひろ「ということで小梅ちゃんのカメラで撮りましょう! ほらほら並んで並んで」

P「わ、ちょっと、押さないでくださいよ」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:54:38.09 ID:beAzPYdzo
4!
ちひろ「ふふふ、プロデューサーさん」

3!
P「何ですかちひろさん」
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:55:51.42 ID:beAzPYdzo
Phase 8
イズコは、みくの行き先である事務所の様子を眺めていた。
前川みく。彼女は、大切な人を守るために、大切な人の元へ行くことを選んだ。
仕事のパートナーとしていつも彼女の隣にいた人は、いつしか彼女にとってかけがえのない人になっていた。
彼にとっても、彼女はかけがえのない人だったのだろう。あの二人を見ていると、それがとてもよく伝わってくる。
以下略



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