112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/25(木) 16:00:19.78 ID:5qMMPNI70
>>111
行きたくなってきた、把握
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/25(木) 16:42:10.13 ID:GvakuxCp0
>>109
ありがとうございます
老人の手助けのつもりで田舎に行ったら、じいちゃんばあちゃん連中が自分よりもマッチョで
しかも仕事を手伝う事もできずに肩身が狭いです
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/25(木) 18:04:33.36 ID:lYHSJ4eN0
通常作、投下させていただきます。
115:ルカ(お題:妾の産んだ女の子と本妻の産んだ男の子) 1/6 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/07/25(木) 18:06:54.30 ID:lYHSJ4eN0
こう言ってしまうと様々な人から反感を買うかもしれないが、僕の家はお金持ちだ。もちろん僕がそう望んで生まれたわけではないし、お金持
ちだと言うことは、それだけで幸せだとは限らない。むしろ金持ちの家に生まれると、様々な束縛を受けることもある。例えば僕は自由に買い物
をすることを許されていない。欲しい物を言えば、たいていの物は手に入るが、例えばエロ本なんかは買って貰えない。と言うかそれが欲しいと
言う事すら言い出せない。僕が何かを欲しがる時、僕は母さんにそれを要求しなければならない。母さんに要求してそれが認められれば、次の日
116:ルカ(お題:妾の産んだ女の子と本妻の産んだ男の子) 2/6 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/07/25(木) 18:08:12.23 ID:lYHSJ4eN0
夜、親父たちが寝静まった後で、僕は足音を立てない様に地下に降り、独房の明り取りの窓越しに中を覗いてみる。そこ
には予想通りに、瑠伽(るか)が退屈そうにベッドに寝そべっている光景があった。
「瑠伽」
僕が呼びかけると、瑠伽はベッドから身を起こしてこちらを見た。彼女の長く美しい艶を持った黒髪が、はらっと音を立
117:ルカ(お題:妾の産んだ女の子と本妻の産んだ男の子) 3/6 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/07/25(木) 18:09:18.95 ID:lYHSJ4eN0
瑠伽は一週間に一度ほど、何かと理由を付けられて独房に閉じ込められるのが常だった。その理由はたいてい親父か母親
が、適当にでっち上げたようなくだらないものだった。廊下を歩く音が耳障りだったからとか、いやらしい体をしているか
らだとか、学校のテストで百点を取れなかったからだとか。それはどう聞いても理不尽だとしか思えない理由だった。僕と
瑠伽の間には、親父たちの差別による絶対に認めたくない嫌な格差があった。それは僕にも瑠伽にも、どうしようもできな
118:ルカ(お題:妾の産んだ女の子と本妻の産んだ男の子) 4/6 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/07/25(木) 18:10:27.07 ID:lYHSJ4eN0
唐突に話は変わるが、僕の性に関する関心は、日に日に増大しつつあった。
最初にも話した通り、僕の性事情はことごとく束縛され、僕は悶々とした日々を送ることが多かった。もちろんエロ本や
エロサイトを見なくたって、性欲を発散すること自体は可能だ。男にとってそれは毎日の日課みたいなものだし、自らの妄
想で自分を慰めることは男なら当然の様にできる技能なのだ。しかしながら、性欲が上手く抑えられない高校三年生の男子
119:ルカ(お題:妾の産んだ女の子と本妻の産んだ男の子) 5/6 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/07/25(木) 18:13:56.24 ID:lYHSJ4eN0
瑠伽に会いにいった翌日。
自分の部屋で勉強をしている時に、親父から呼び出された。これはとても珍しいことだった。親父専属のメイドが、僕の
部屋にやって来て、早急に親父の元に向かうようにと伝えてきたのだ。何なのだろう。親父はほとんど僕になんか構わない
くせに、いったい何の用事があると言うのだろうか。まさか瑠伽と会ったことで、親父が怒ったのだろうか。ありえない。
120:ルカ(お題:妾の産んだ女の子と本妻の産んだ男の子) 6/6 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/07/25(木) 18:14:52.51 ID:lYHSJ4eN0
「だけど、お前もよく我慢したな。そろそろお前と瑠伽がセックスするのを、俺は認めてやるぞ」
その一言に――奴のもっとも下卑たその一言に――僕は不覚にも混乱してしまった。それと同時に、体中に先程とは違う
熱が巡っていくのを感じていた。何か解放されたような、何かに対する支配欲のような、訳の分からな期待感のような熱が、
僕の体の中を一瞬にして駆け巡って行った。
「お前には禁欲的な生活を与えたからな、どうだ、セックスしたいだろう。瑠伽みたいなエロくて美しい女と」
121:ルカ(お題:妾の産んだ女の子と本妻の産んだ男の子) 6/6 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/07/25(木) 18:16:01.76 ID:lYHSJ4eN0
僕は瑠伽のいる牢屋に向かった。
すでに親父に命令されていたのだろうか、メイドの仕業によって、瑠伽は白いワンピース一枚の姿で、目隠しをされなが
ら、腕をつり上げてIの字に拘束されていた。足も枷で拘束されている。瑠伽のその姿は、しかし圧倒的な美しさを誇って
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/25(木) 18:17:15.76 ID:lYHSJ4eN0
なぜか一レス増えました……次のお題を下さい。
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