過去ログ - 人物語 ヒトシキオーガ
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103: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:37:26.75 ID:xnES6JJd0
「何がって、そりゃ全部だよ。………じゃあまず、僕は何でここにいるん?」

僕の記憶が正しければ、今頃僕は階段の一番下にいるはずなのだけれど。

「ああ、それなら簡単だよ。殺人鬼くんがきみをここまで運んできたんだ。その後直ぐ、気絶しちゃったんだけどね」
以下略



104: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:38:04.82 ID:xnES6JJd0
「じゃあ次。あの鬼はなんなんだ?」

問題はそこだ。 

あの鬼は何故現れた?
以下略



105: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:38:51.81 ID:xnES6JJd0
「その鬼は、わかりやすく言えば殺人鬼くんに憑依していたんだ」

忍野はそう話始めた。

「憑依?」
以下略



106: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:39:35.91 ID:xnES6JJd0
そうだろう。

鬼の事を知っているのなら、あの時にあんなに驚くわけがない。

「普通ああいう怪異は、怪異のことを知っていようと知っていなかろうと、そう簡単に制御できるようなものじゃないんだけど。いや、殺人鬼くんは大したものだよ」
以下略



107: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:40:30.61 ID:xnES6JJd0
「それを言う前にまずは鬼、という怪異について、簡単に説明しておこうか」

「ああ、頼むよ」

「まあ、鬼なんてものは阿良々木くんだって知っているだろう。童話とかにもよく出てくるしね」
以下略



108: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:41:11.08 ID:xnES6JJd0
「人しか殺さない、だって?」

なんだか、物騒な話になってきたな。

「じゃあ、のんびりしている暇はないんじゃないか?あの鬼が他の人を襲う前に早くなんとかしないと」
以下略



109: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:41:54.18 ID:xnES6JJd0
「治ってる、な」

「だろうね」

「けど忍野。それが何だっていうんだよ」
以下略



110: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:42:53.53 ID:xnES6JJd0
「それは、鬼と吸血鬼の相性が良いってことなのか?」

「その通りだよ。吸血鬼ってのは、殺しても死なないっていうのが売りなわけだからね。だから状況的には、阿良々木くんの人間性を感じ取って鬼は攻撃してきたけど、吸血鬼性によって助けられたって感じかな」

「………そうか」
以下略



111: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:43:39.88 ID:xnES6JJd0
「つまるところ、今回はどうすればいいんだ?」

いくらあの鬼が北白蛇神社から動けないといっても、それはあくまで短時間での話だ。

いつまでもあのままにしておくわけにはいかないだろう。
以下略



112: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:45:46.76 ID:xnES6JJd0
「つまり、あの鬼は俺の内にあったもので、それが暴走して出てきやがったと」

暦を学習塾跡に運んできた後、人識とメメは暦を休ませた部屋の隣にいた。

「んで、てめぇが俺をあそこに行かせた理由は、あの鬼がいつ暴走してもおかしくない状態だったから、わざと狙って、意図的に、対処しやすい状況であの鬼を出すためだったってわけか」
以下略



113: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:46:33.46 ID:xnES6JJd0
「で、俺はこれからどうすればいいんだ?てめえはあいつをどうすればいいのか、知ってるんだろ?」

「へえ………」

「なんだよ」
以下略



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