10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:05:24.10 ID:jqkpcgGC0
  
 そして、私は思った。 
  
 1日だけでは、洗濯したらこの匂いはリセットされてしまう。 
 ならばいっそのこと、一週間ほど履き続けてみるのはどうだろうか、と。 
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:07:20.93 ID:jqkpcgGC0
  
 凛「ねぇプロデューサー、今日のスタジオここから近いでしょ?」 
  
 あれから数日後。 
 今日は次の収録についての軽い打ち合わせ等があり、一応スタジオまで出向くことになっている。 
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:09:54.18 ID:jqkpcgGC0
  
 今日はいつにも増して気温が高く、この夏の最高気温を更新しているとTVで言っていた。 
 しかし、そんな中で私の足元は、分厚いブーツに包まれている。 
  
 こんな暑い日に何故わざわざこんなものを履いているのかというと、それは勿論、プロデューサーの靴下の匂いを包み隠す為だ。 
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:11:58.33 ID:jqkpcgGC0
  
 帰り道。 
 プロデューサーが先を歩き、私が後を着いてゆく。 
  
 まるで主人に着き従う犬みたい。 
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:14:11.03 ID:jqkpcgGC0
  
 凛「ふうぅぅ、ぅ…」 
  
 ――事務所。誰もいない、会議室。 
  
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:16:17.70 ID:jqkpcgGC0
  
 だが。 
  
 そんな幸福は、長くは続かない。 
  
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:18:38.85 ID:jqkpcgGC0
  
 沈黙。 
  
  
 どれぐらいの時間が経ったのだろう。 
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:20:03.51 ID:jqkpcgGC0
  
 P「凛。正直言って、俺にはお前についていく自信が無い。いや…無くなった、というべきか…」 
  
  
  
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:21:19.77 ID:jqkpcgGC0
  
 P「凛…それじゃあ…」 
  
 そう言って、プロデューサーは会議室を後にした。 
  
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:22:34.95 ID:jqkpcgGC0
 以上です。 
 一応ハッピーエンド?バージョンも書いたので、 
 もし読みたい人がいればそちらも投下します。 
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