過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:38:05.79 ID:ILGw8eTRo



 さて、と俺は思った。時刻は夜九時を過ぎたところだ。
 
以下略



159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:38:48.49 ID:ILGw8eTRo

 こういう気分になったとき、どんな対処法があったっけ。
 普段なら何かしら採りうる対策があった気がするのだが、思い出せない。
 それから少し考えて、そうだな、と思った。

以下略



160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:39:37.04 ID:ILGw8eTRo

 いつから書けなくなってしまったんだっけ? 去年の秋頃から。
 どうして? どうしてだろう。

 でも別に書けなくてもいいかもしれない。現に存在しない女が出かけるかどうかなんてどうでもいいことだ。
以下略



161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:40:14.35 ID:ILGw8eTRo

 俺はノートを机の上に放り出したままベッドに身を投げ出した。
 眠くはなかったはずなのに、横になると急に身体を動かすのが面倒になる。
 
 まだ寝るな、と思う自分と、寝てもかまわないな、と思う自分がいた。
以下略



162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:40:41.98 ID:ILGw8eTRo

 従妹はびくりと肩を震わせながら振り返る。

「あ……」

以下略



163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:41:38.73 ID:ILGw8eTRo

「それ、おにいちゃんが書いたの?」

 しばらく経ってから、彼女はそんなふうに口を開いた。

以下略



164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:42:20.95 ID:ILGw8eTRo

 どうして、どうして、と、なににでも説明を求めてくる奴が嫌いだった。
 彼女はそういうのとは違う。それは分かっているんだけど。

「……オスグッド病って知ってる?」
以下略



165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:43:02.99 ID:ILGw8eTRo

 別に上手かったわけでもないし、好きだったわけでもない。
 そんな奴が走れなくなったからって気に掛ける奴なんていなかった。

 別に運動が好きだったわけじゃないんだし、走れなくてもいいんじゃない? なんて言う奴までいた。
以下略



166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:43:51.64 ID:ILGw8eTRo
つづく


167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/29(木) 20:06:23.74 ID:62EAk8+JO



168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/29(木) 20:51:40.72 ID:PTcesv8Wo



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