過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
↓
1-
覧
板
20
277
:
以下、新鯖からお送りいたします
[sage]
2013/09/07(土) 21:06:04.81 ID:wK1eAUl1o
乙
278
:
以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/08(日) 18:25:46.13 ID:g01J+w8Ko
◇
部活を終えて帰ろうとしたところで顧問に声を掛けられた。
今日は珍しいことに、顧問も下校時刻まで部室に残っていたのだ。
以下略
279
:
以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/08(日) 18:27:22.44 ID:g01J+w8Ko
「奢りだ」
と彼は笑った。当たり前だろ、と俺は思った。勝手に買っておいて請求されるなんて冗談じゃない。
以下略
280
:
以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/08(日) 18:28:07.74 ID:g01J+w8Ko
「急にどうしたんですか」
俺は笑いながら訊ねた。顧問は大真面目な顔を崩さない。
以下略
281
:
以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/08(日) 18:28:56.30 ID:g01J+w8Ko
彼がそれきり黙ってしまったので、俺は妙に不安になった。
おいおい、冗談だろ。まさかそんなことの為に呼び止めたのか?
わざわざ屋上まで連れてきて? ジュースまで買って?
以下略
282
:
以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/08(日) 18:30:01.40 ID:g01J+w8Ko
「なんだか、その日起こった嫌なことの全部が、取るに足らない、くだらないことに思えてくるんだよ」
それから彼はこちらを見て照れくさそうに笑った。
以下略
283
:
以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/08(日) 18:31:02.86 ID:g01J+w8Ko
(母が家を出て行ったように?)
(それは……でも……)
頭の奥が軋むように痛んだ。
以下略
284
:
以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/08(日) 18:31:56.65 ID:g01J+w8Ko
顧問が反応を窺うような視線を寄越したので、俺は適当に、
「そうですね、夕陽が綺麗ですもんね」
以下略
285
:
以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/08(日) 18:33:15.04 ID:g01J+w8Ko
でも、それは俺のせいでもあったのだ。俺が「普通」を上手く装えてさえいれば、彼も声を掛けてはこなかっただろう。
それに、ぼーっとしながら部室に残っていたのは自分だった。早く帰ればよかったのだ。
夕陽が綺麗だった。でも、だからって励まされたりはしない。
以下略
286
:
以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/08(日) 18:34:09.38 ID:g01J+w8Ko
◇
家に帰ったときには、夕食の準備はほとんど終わっていたようだった。
以下略
642Res/457.09 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1377165370/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice