過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
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2013/09/26(木) 19:37:07.08 ID:TcbpP0uzo
「あの、よく分からないけど、今俺、傷ついていいところだよね?」
「はい。でも、せんぱいは傷つきませんよね?」
以下略
513
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2013/09/26(木) 19:37:50.55 ID:TcbpP0uzo
思わず溜め息が出た。「すみません」と後輩が謝る。謝るくらいなら最初から言うな。
「何を考えているのか分からなくて、ずっと、怖かったんです。せんぱいのこと」
以下略
514
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2013/09/26(木) 19:38:29.85 ID:TcbpP0uzo
「何を考えてるか分からない人だと思ってたんです。たぶん何も考えてないんだろうなって。
ときどき友達と一緒に騒いでるところを見かけると、本当にそんなふうに見えたんです」
「きっと本当に何も考えてなかったんだよ」
以下略
515
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2013/09/26(木) 19:39:33.21 ID:TcbpP0uzo
「想像力の欠如だな」
「……」
以下略
516
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2013/09/26(木) 19:40:16.57 ID:TcbpP0uzo
「いいよべつに。きみが悪いんじゃないよ。ただそういうふうに出来てるんだ」
「そうじゃなくて、無神経なことを、言ったかなって」
以下略
517
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2013/09/26(木) 19:41:11.99 ID:TcbpP0uzo
「書いてくれませんか」と、長い沈黙の後、後輩は言った。
「なぜ?」と俺は訊ねた。
もう書くことなんてできそうにない。俺は気遣う余裕を失うほどに混乱していたし、疲れていた。
以下略
518
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2013/09/26(木) 19:42:16.19 ID:TcbpP0uzo
「……いや、違う」
俺は拳を作って自分の額を軽く小突いた。それから溜め息をついた。
以下略
519
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2013/09/26(木) 19:42:43.77 ID:TcbpP0uzo
つづく
520
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2013/09/26(木) 19:58:41.72 ID:X3xQ9SyMO
乙
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2013/09/26(木) 23:19:18.22 ID:/1ufEASao
屈折してんなぁ…
522
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/09/27(金) 01:23:42.08 ID:OhtP3+o0o
してますな
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