過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
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2013/08/23(金) 17:47:23.81 ID:d8131qjCo
◇
「せんぱいは、どうするんです? 今年」
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2013/08/23(金) 17:48:12.00 ID:d8131qjCo
「きみはどうするの。ポエム?」
反問すると、彼女はちょっと言いにくそうな顔をした。
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2013/08/23(金) 17:48:54.60 ID:d8131qjCo
「小説」
と、彼女は溜め息みたいなささやかな声で呟いて、それからたっぷり五秒の間を置き、恥ずかしそうに俯いた。
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2013/08/23(金) 17:49:29.86 ID:d8131qjCo
「部長もスペースオペラ書いてるし、そっちをアテにしてもいいと思うけど」
わたし、書いたことないよ、スペースオペラ、と部長は苦笑していた。
もちろん知っている。
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2013/08/23(金) 17:50:36.30 ID:d8131qjCo
◇
「……すみません、文芸部の部室って、ここですよね?」
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2013/08/23(金) 17:51:39.85 ID:d8131qjCo
◇
「それで、その子、結局入部したんだ?」
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2013/08/23(金) 17:52:39.00 ID:d8131qjCo
「……何の話?」
と彼女は怪訝そうに眉をひそめる。
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2013/08/23(金) 17:53:15.68 ID:d8131qjCo
でも、それは本当に一瞬だけだった。
彼女相手にいちいち答えに詰まるのは、馬鹿らしいことだという気がした。
妖怪みたいなものなのだ、たぶん。そういう雰囲気がある。
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2013/08/23(金) 17:54:32.40 ID:d8131qjCo
◇
家に帰ったときには既に妹がキッチンに立っていた。
ので、一緒に料理をさせてほしいと懇願する。
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2013/08/23(金) 17:55:25.65 ID:d8131qjCo
つづく
>>43
一応そうです
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