16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/29(木) 21:06:40.56 ID:Pb8MMJNZ0
「ムシすんじゃねーよおとこおんな! バーカバーカ!」
子供らしいボキャブラリーが少ない悪態をついている男の子
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/29(木) 21:09:38.94 ID:Pb8MMJNZ0
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「―――……お、もうこんな時間か。 楽しいと時間が過ぎるのが早いな」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/29(木) 21:11:47.84 ID:Pb8MMJNZ0
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「真ー! ご飯だぞー!」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/29(木) 21:13:00.23 ID:Pb8MMJNZ0
嫌でも時間は流れ、朝はやってくる
丸まった布団の中から這い出て、壁に掛かった時計を確認すると、針の位置は丁度お昼を指していた
何時もなら公園へ向かっている時間だが、僕の体は習慣を無視するかのように動いてはくれなかった
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/29(木) 21:14:32.84 ID:Pb8MMJNZ0
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……気が付いたら僕は玄関で靴を履いていた
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/29(木) 21:17:28.40 ID:Pb8MMJNZ0
太陽が頭上の斜め上で燦々と自己主張を続けている
何時もなら走って公園へと向かっているはずなのだが、僕の脚はゆっくりと歩みを進めていた
公園へ行っても、男性に会って僕はどうするの?
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/29(木) 21:19:17.10 ID:Pb8MMJNZ0
公園に着いた頃には、僕の影は薄くなってしまっていた
公園敷地内に設けられた時計に目をやると、長針は十五時を指している
公園入口から観える範囲では、男性の姿は確認できない
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/29(木) 21:20:34.27 ID:Pb8MMJNZ0
「ただいまー! おぉ、今日はハンバーグか!」
真「……うん……たべて」
「もぐもぐ……やっぱり真ちゃんの作る料理は美味しいな!」
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/29(木) 21:23:16.22 ID:Pb8MMJNZ0
「お、もうこんな時間か」
真「……」
「……なぁ、真ちゃん。 この場所に名前付けない?」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/29(木) 21:26:13.65 ID:Pb8MMJNZ0
「お、おい。 どうした真ちゃん?」
真「いっちゃ……ヤダ……」
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