過去ログ - 泉「それでも、私は」
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22:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 23:58:59.37 ID:1wN6DCnvo

「…命に関わる状態は過ぎました」

「奇跡的に骨折もありませんし、体の傷はすぐに直るでしょう」

以下略



23:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 23:59:25.46 ID:1wN6DCnvo
「………今日は、帰り?親御さんが心配するやろうから」

先輩の父親らしき人が、私達に声をかける。
まだ先輩達は呆然としていて、
何も考えてはいないみたいだった。
以下略



24:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 23:59:52.44 ID:1wN6DCnvo
続きはまた明日。


25:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/13(金) 00:16:07.42 ID:XbpmhlIqo
すばらです乙乙
心が痛む展開やね
続き期待


26: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/13(金) 14:44:08.03 ID:Srb3bFtoo
階段を一つ登って、左にまっすぐ、一番奥の個室。
『清水谷 竜華』のプレートは、もう確認もしなくなった。
私は慣れた手つきで病室を開く。

「こんにちはー」
以下略



27: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/13(金) 14:45:09.31 ID:Srb3bFtoo
おばさんは少し目を伏せると、また笑顔でこちらに向き直る。

「……あ、せっかく来てくれたんやから、何か飲み物買うてくるわね?」

「いやいいですよ、そんな」
以下略



28: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/13(金) 14:45:36.66 ID:Srb3bFtoo
「………あ、泉」

「…園城寺先輩?」

開いた扉を見ると、見慣れた人影。
以下略



29: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/13(金) 14:48:21.80 ID:Srb3bFtoo
「あらー、怜ちゃんも来たの」

「あ、こんにちはー」

静かな病室内におばさんが戻ってくる。
以下略



30: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/13(金) 14:48:57.09 ID:Srb3bFtoo
病院の廊下のベンチで、女子高生が二人、
オレンジジュースを飲んでいる。

なんか、ヘンな光景やな。
これ、歩くのが辛いおじいさんとかが休むベンチやのに。
以下略



31: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/13(金) 14:49:37.72 ID:Srb3bFtoo
どのくらいの時間たっただろうか。
窓の外では、日がビルの奥に沈んでいくのが見えた。

おかしい。
意識が戻った、それだけでこんなにも時間が必要なのだろうか。
以下略



32: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/13(金) 14:50:10.11 ID:Srb3bFtoo
静かに病室に入る。
いつの間にか来ていたおじさんと、
担当医の先生だけが中に居た。

その真ん中に、呆けた顔の、清水谷先輩。
以下略



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