過去ログ - カカシ「春野サクラ……!」
1- 20
4: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 15:08:05.04 ID:BLnFpW2L0
暗がりの中をモソモソと動き、鋭利な凶器と化した床を箒を左右に滑らせながら歩く。そのときには、すでに俺の両足は血まみれになっていた。真っ先に靴を玄関に取りに行けば、もっと楽だっただろう。
それを選ばなかったのは、単純に怖かったからだ。まだ扉の外にアイツらがいるかもしれない。そう思うと玄関に近寄ることなど出来なかった。
仕方なく台所にあった大嫌いなビニール袋を足に履いて、明かりが灯らない廊下を進んだ。立っているだけで激痛が走ったが、なにかやっていないと、どうかしてしまいそうだったのだ。
破片がぶつかり合う高い音と箒が床を擦るザッザッという音、それにビニールの不愉快な音が重なり、いつしか足の痛みも忘れ単調な騒音だけが頭を支配する。きっと、俺なりの自衛であり現実逃避だったのだろう。だから、誰かがドアを開けた音さえ、俺は気がつかなかった。

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage ]
2013/10/14(月) 15:26:04.33 ID:SU2e4YLp0
!?
とりあえず期待


6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/14(月) 15:33:51.54 ID:xVrIvOblO
読みにくいってレベルじゃない
とりあえず改行して


7: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 15:36:15.84 ID:BLnFpW2L0
あれだけの扱いをしておきながら、葬式だけはしっかり行う木の葉を、この時ほど恨んだことはない。

見たくもない顔が形だけの喪服を纏い、死者を悼む表情を作り込んでいる。どの面下げて参列しているんだと、怒鳴り付けられるほど俺は成長していなかった。

その気味の悪い集団に、俺はあの二人を見つけてしまった。明るいところで見ると、男というより少年と言った方が正しいように思える。あろうことか、二人揃って涙を流していた。俺の涙は枯れてしまったかのように、一滴も出てこなかった。なのになぜあんな奴等の方が堂々と泣けるのだろう。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/14(月) 15:37:16.85 ID:BLnFpW2L0
>>6
こんな感じでどうでしょう


9: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 15:39:35.00 ID:BLnFpW2L0
年を重ねるごとに喪失感は増していき、あまりに愚かすぎた自分への後悔は膨らむばかりだった。慰霊碑にいくら足を運ぼうと、誰も帰って来はしない。それでも、ふと気がつくと俺は慰霊碑の前に居た。

あの時、どんな判断をしていれば最善だったのだろう。里を憎み、反発していれば良かったのか。それとも、俺も父さんの後を追っていれば良かったのだろうか。今さら何を思おうと全てが無意味だった。何時間、石の前で佇んでも、何かが変わることは無い。俺はすべてを諦め、惰性で生きていた。


以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/14(月) 15:41:38.34 ID:Nm7pwkXy0
何様だと思われるだろうけど、初めよりかはマシってだけで読みにくい



。で一行空けるようにした方がいいかと


11: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 15:42:28.57 ID:BLnFpW2L0
俺がいくら二人のことを訴えても、警務部隊は俺を軽くあしらい、調査もそこそこに引き上げていった。がらんどうの家と、血溜まりだけを残して、俺の周りからはたちの悪い連中も父さんも姿を消した。

もう一人の少年は警務部隊の関係者だったのではないかと、勝手に憶測を巡らせたりもしたものだ。しかし、それは想像の域を出ることはなく、俺には春野という名字だけが刻まれた。

それをこれだけの年数が経ち、まさか自分の担当する下忍試験のリストで見ることになるとは、露ほども思わなかった。だが、俺の手の中にある簡素な文書には、確かに春野サクラと記されている。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/14(月) 15:46:21.46 ID:hAvLsUb1o
ふええ、何から書きこんでるのかわからないけど俺のPCからだと無茶苦茶読みにくいよぉ……


13: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 15:47:26.05 ID:BLnFpW2L0
忍者には不似合いな、綺麗な桃色の髪が風になびく。
俺はそれを見て、何を感じていたのだろう。
俺に出来ることは考えないようにする事だけだった。

任務を重ねるにつれ、三人共ある程度俺を認めてくれたらしい。
以下略



14: ◆aTPuZgTcsQ
2013/10/14(月) 15:49:11.97 ID:BLnFpW2L0
これでどうでしょう
行空けるとスカスカになる気がして……


35Res/45.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice