32:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/03(日) 00:25:38.85 ID:N4DOXtEy0
「いやぁー朝のアレは悲惨だったけどそれにしても素晴らしいですなぁ」
右手の指を折り数えながら細々と何かを囁く、
「文武両道、才色兼備、ドジッ娘、黒髪美人……くぅー何処まで全乗せするつもりだぁ!」
33:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/03(日) 00:26:34.29 ID:N4DOXtEy0
時刻は夕方を過ぎていた、既に夕日は沈みかかり、
街灯の光の方がより綺麗に見えるほどには、時間が立っていた。
白いマスコットのようなぬいぐるみは、対照的にも見える黒髪の少女の前に座っていた。
34:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/03(日) 00:27:10.40 ID:N4DOXtEy0
「いいかい、世界というのはこの世界だけじゃあないんだ、
キミが考えている以上に、世界というものは複雑で、そして単純だ
35:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/03(日) 00:27:52.84 ID:N4DOXtEy0
「彼は仮面ライダーディケイド――門矢士」
暁美ほむらの眼が変わり、握っていた拳がさらに強く握られる。
インキュベーターは首を傾げ、
36:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/03(日) 00:28:31.06 ID:N4DOXtEy0
「……何故?」
溜め込んだ空気を吐き出すように大きく溜息を吐く暁美ほむらに対して、
インキュベーターはにこりと笑いながら理由を話した。
37:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/03(日) 00:29:14.74 ID:N4DOXtEy0
誰にとも無く、インキュベーターは喋っている。
夜の街を見下すように、人を、全てを見下したようなその硝子細工のような眼で、
人間観察の様に、人を見下す。
38:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/03(日) 00:29:55.37 ID:N4DOXtEy0
巴マミはその身に煌びやかな衣装を纏い、『魔法少女』としての役目を果していた、
相手は魔女では無く、手下である『使い魔』ではあったものの、
素人を二人守りながらの戦闘であった為か、何時もよりも慎重な足運びで『使い魔』を倒していく。
39:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/03(日) 00:30:58.16 ID:N4DOXtEy0
「マミ、ボクはここだよ」
少し高い声を聴いてから巴マミは後ろに振り返る、二人は釣られて巴マミの後ろを見遣る、
そこには白い、猫にも似た、犬にも似た、狐や栗鼠にも似たような、
40:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/03(日) 00:32:08.69 ID:N4DOXtEy0
「貴女達にも見えるっていう事は、その資格を持つ事に値する人として、選ば――」
巴マミが言い終わる直前で三人の(そして一匹)中間に一人の少女が割り這入って来る。
正に三人が三人とも同時に瞬きをした瞬間を狙って目前に現れたようにして、
41:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/03(日) 00:33:04.58 ID:N4DOXtEy0
程なくして暗闇の中からディケイドが変身を解きつつ現れる。
アタックカード『インビジブル』
身体の透明化のアタックカード。
42:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/03(日) 00:34:39.24 ID:N4DOXtEy0
「薔薇の魔女……!」
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