過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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971:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/05(月) 14:33:38.44 ID:b4bHTVhk0
乙です!


972:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/06(火) 00:56:09.10 ID:d88g8GGSO
乙乙。

次スレタイ案

トール「助けてくれると嬉しいのだが」トールさん「あん?」


973:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/06(火) 10:30:47.20 ID:dYGkN4Fv0
乙!そろそろ次スレが入り用な頃だな。


974: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/06(火) 22:02:21.92 ID:2l3uVMit0

今回投下分で一区切りです。次スレは近々更新…したい。
次スレ立てて誘導し次第、埋めちゃってください。

>>972
以下略



975: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/06(火) 22:03:30.52 ID:2l3uVMit0

彼女からもらったストールも髪留めもびしょ濡れだ。
教会に戻り次第手入れをしないと。

そんなことを考えながら、男は年若い自らを虐げていた。
以下略



976: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/06(火) 22:05:03.09 ID:2l3uVMit0

「トール!!」

ほとんど叫ぶような声を出して、彼女はトールの方へと走ってくる。
その瞳は不安げに揺れ、心配しているということがありありとわかった。
以下略



977: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/06(火) 22:05:50.51 ID:2l3uVMit0

最初から、彼女は迷ってなんかいなかった。
彼女にとっての恋人は、『今を生きるトール』でしかない。
未来を生きたトールは、もはや彼女にとって別人に等しい存在だ。

以下略



978: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/06(火) 22:07:10.46 ID:2l3uVMit0

傷口の止血をして、振り返った。
伸ばされた手は震え、彼の表情は泣きそうだった。
咄嗟に優先したのは、当然ながら怪我をした方の彼だったけれど。
目の前の彼にも、伝えなければならないことがある。
以下略



979: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/06(火) 22:08:27.17 ID:2l3uVMit0

「だからといって。……俺様は、お前を受け入れることは出来ない。
 俺様が愛しているのは、愛せるのは、お前じゃない。今現在を生きているトールただ一人だ」
「…………ああ」

以下略



980: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/06(火) 22:08:59.83 ID:2l3uVMit0

終わった、のか。

姿を消したトールを追いかけるでもなく、フィアンマはトールの傍らに座ったままでいた。
あまりにも濃密な数日感に、目眩がする。
以下略



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