過去ログ - 【安価】苗木「今日から2年生か・・・」【ダンロン1+2】
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972:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:34:54.18 ID:BVhJwVsq0
「遼子、お願いだから今は抑えて…ッ」

「まーまー、頭上げぇや、芳野くん。
 血気盛んなのはええことやから怒らへんよ。
 ほらエッちゃんもアッキーも、荷物渡したらな」
以下略



973:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:35:39.75 ID:BVhJwVsq0
プログラム本部となっている御神島小中学校の敷地を出ると鬱蒼とした森が広がっているが、皆が長年踏み締めて出来た道を暫く歩いていくと、アスファルトで舗装された道路に出る。
御神島に設置された道路は、御神島をぐるりと一周できるように巡らされているのに加え、島のほぼ中央に位置する小中学校を起点として南北それぞれの端にある港と西にある灯台を結ぶものと、南北の港を結ぶ道路の東側に大凡平行になる形で商店や診療所といった主要な施設の脇を通るように作られたものがある。
それ程大きくはない島だが、主要な場所には車で行きやすいように整備が施されているのだ。

小中学校の真東にあたる南北をつなぐ2本の道路に挟まれたE=05エリアには、4番目に呼ばれたチーム4人が隠れていた。
以下略



974:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:36:38.73 ID:BVhJwVsq0
あーあ、プログラム、だってさ。
そんなに俺普段悪い行いしてたか?
こんなんナシだろ、おーい、神様、聞いてるー?

なんて。
以下略



975:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:37:15.95 ID:BVhJwVsq0
無意識に、手が耳たぶに触れた。
両耳に付けられた黒曜石のシンプルなピアスは今では圭のトレードマークみたいなものだが、これは遼子の見立てで選んだものだった。

中等部1年生の終わり頃、圭は興味本位でピアスの穴を開けた。
この件に関してまず遼子から「横山がピアスとか似合わない」という酷評を受けた。
以下略



976:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:38:29.86 ID:BVhJwVsq0
別れる時まで、雄大は自分と裕一郎の兄貴分だな――いつもと変わらないように振舞ってくれた雄大だけれど、もしかしたらもう会うことはないのかもしれないのだと思うと、目頭が熱くなった。
裕一郎も目に涙はなかったけれど、鼻の頭が真っ赤になっていた。

圭は使い古したスポーツバッグ(サッカー用品大手ブランドのもので、これを初めて持って行った試合でハットトリックを達成した、非常に縁起の良い鞄だ。そのゲン担ぎも、プログラムという法律には敵わなかったのだが)を肩に掛けて、重い足を動かして前に出た。
ちらりと左を見ると、田中顕昌(男子十一番)の亡骸が横たわっているのが見えた。
以下略



977:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:39:02.04 ID:BVhJwVsq0
クラスメイトを疑いたくなくとも、警戒心は自然と芽生えるものだ。

「横山。
 とりあえず落ち着ける場所を探して隠れるぞ」

以下略



978:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:40:09.21 ID:BVhJwVsq0

男子1番 相葉優人
(あいば・ゆうと) 女子1番 朝比奈紗羅
(あさひな・さら)
男子2番 芥川雅哉
以下略



979:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:40:45.17 ID:BVhJwVsq0
池ノ坊奨(M04) 田中顕昌(M11) 平野南海(F14) 松栄錬(M09) 朝比奈紗羅(F01) 芳野利央(M19)
佐伯華那(F07) 広瀬邑子(F15) 雨宮悠希(M03) 蓮井未久(F14) 真壁瑠衣斗(M16) 室町古都美(F18)
上野原咲良(F02) 城ヶ崎麗(M10) 財前永佳(F06) 如月梨杏(F04) 山本真子(F19) 春川英隆(M14)
榊原賢吾(M07) 鷹城雪美(F09) 阪本遼子(F08) 相葉優人(M01) 木戸健太(M06) 日比野迅(M15)
高須撫子(F10) 小石川葉瑠(F05) 横山圭(M18) 望月卓也(M17) 鳴神もみじ(F12) 宍貝雄大(M08)
以下略



980:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:41:19.66 ID:BVhJwVsq0
『夢を見てたよ濃い恋する夢 何でも上がってく Yeah?♪
 おはよー、ライドやでー。
 みんな、夢見たりしてへん? はよ起きなあかんでー?』

何やら明るく激しい音楽が鳴ったかと思うと20秒程でぷっつりと途切れ、自分に酔っているように歌っていたライド(担当教官)は我に返ったかのようにテンションを落として喋り始めた。
以下略



981:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:41:53.50 ID:BVhJwVsq0
どうしてこんなものに巻き込まれなければならなかったのか。
今更考えてもどうしようもないのだけれど、卓也はずっと頭を抱えそればかりを考え、英隆が何事かを話しかけてきても気付きもしなかった。

『えー、ほんなら、これから第一回定時放送を始めまーす。
 …あら、なんかこうさ、ライブみたいにさ、『イエーイ!』みたいな反応ないん?
以下略



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