24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/23(土) 23:12:26.75 ID:CXnOni3h0
ステージ上で舞う妖精たちの輝きは、木星の前にはあまりにも小さかった。
ジュピターのダンス、歌は彼女たちの頑張ってきたものを嘲笑うかのように華麗で、無駄がない。
会場の客も、木星の引力に吸い込まれるかのように春香たちの下を離れて行った。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/23(土) 23:21:57.90 ID:CXnOni3h0
誰かからの声が聞こえる。それは、たくさんの人からの声援。
その声援の中で、春香は歌っていた。皆自分の歌を聞いてくれていた。
だが。急に視界が悪くなる。目が覚めると、そこにいたはずの人々はだれもこちらを見ていない。皆、春香から目をそらし、後ろを見つめている。
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/23(土) 23:27:44.52 ID:CXnOni3h0
「チッ、ムカつくぜ……なにくたばってんだよ」
ゆっくりと、彼は振り返る。その憎き声の先にいたのは、ジュピターの3人。
「冬馬、落ち着け」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/23(土) 23:36:52.22 ID:CXnOni3h0
冬馬の胸倉を、つかむ。
「……なんだよ? 殴るのか?」
「そんなことするわけないだろ……いいか? よく聞けよ……春香はな……頑張ってんだよ……」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/23(土) 23:46:10.80 ID:CXnOni3h0
彼は椅子に腰を下ろし、大きくため息をついた。
「ただ、次は負けないよ。いい競争相手ができた。次会うときが楽しみだな」
「……765のプロデューサーさん……本当に、心が広いお人だ……ではまた」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/23(土) 23:51:16.23 ID:CXnOni3h0
「……! 春香、春香!?」
「……ああ、そっか、私……」
全てを認識した春香が、ぼそっと一言つぶやき、ベッドから起き上がる。
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/23(土) 23:59:46.24 ID:CXnOni3h0
二人の間に、沈黙が流れる。ジュピターが来たことは、あえて言わないことにした。
「ごめん」
「……それはこっちが言うべきセリフですよ」
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/24(日) 00:06:43.34 ID:FowrHHv10
その頃、961プロでは、冬馬がウエイトルームに籠っている姿が見られた。
「ふっ、はっ」
「冬馬くん、そんなに必死になって、どうしちゃったの?」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/24(日) 00:11:01.40 ID:FowrHHv10
……なんかすみません。
正直冬馬がここまでクズ野郎になるとは思いませんでした。
頑張ったけど報われなかった、けど前にすすむ!みたいな話にしたかったんですけど、正直ひどいですね、これ。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/24(日) 00:44:01.25 ID:hefiNdIxO
乙
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/24(日) 18:37:20.85 ID:1tRfeoP7o
打ちきりじゃねーか時間返せこの野郎
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