24: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 03:18:42.53 ID:wEs44zmDO
「うん。さすがは一夏だ」
「でもこの間の無人機の襲撃では思うように動けなかったって言ってた。一夏今すごく辛いと思う」
あの時、私はシャルロットとのコンビで何とか無人機を破壊した。だが一夏は激しい戦闘でエネルギー切れを起こしてしまったのだ。
25: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 14:53:55.14 ID:wEs44zmDO
「一夏が悩んであがいている時に、私は自分を押し付けてばかりだった……」
「ラウラ」
シャルロットが寄り添ってくる。
26: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 17:01:41.92 ID:wEs44zmDO
それから私はシャルロットと相談の上、綿密な計画を練り上げた。
一夏のためにという思いと、一夏と同じ時間を過ごしたいという欲求を最大限に近付けた、完璧な独仏合同作戦。それは。
──特訓後の一夏にお茶とお茶菓子を差し入れする。
27: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 18:32:33.75 ID:wEs44zmDO
「イモヨウカン……? どんな模様?」
「そうではない。スイートポテトのみを使った、プディングのようなジャパニーズスイーツだ」
「へー。美味しそうだね。どんなお菓子なんだろう」
28: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 20:53:09.62 ID:wEs44zmDO
キッチンで準備をしながら、情報端末で芋ようかんの作り方を調べてみる。
「基本的に裏ごしして型に入れるだけみたいだね」
「よし、やってみよう」
29: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 21:27:26.80 ID:wEs44zmDO
そしてペースト状になった芋を鍋に入れ、水、砂糖、ゼラチンを加えて火にかける。
今回は滑らかさとコクを出すために、シャルロットのアイデアで微量の生クリームも足してみた。
「いい匂いだ」
30: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 22:13:20.39 ID:wEs44zmDO
自分で淹れたグリーンティーを水筒に詰めた。最高の芋ようかんも用意した。作戦準備は完了。あとは任務を遂行するのみだ。
そして私は今、特訓後の一夏が出てくるのを待ってロッカールームの前にいる。
「はあ……」
31: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/01(日) 00:47:39.21 ID:PAEU29WDO
「なんで驚いてるんだ? ラウラが声を掛けてきたんだろ?」
「あ、ああ……特訓で喉が渇いているだろうと思って用意してきたんだ」
「じゃあご馳走になろうかな」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/01(日) 01:03:29.41 ID:JrynyeXDO
>>4
おう、俺
33: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/01(日) 01:30:22.39 ID:PAEU29WDO
【閑話休題】
〜世紀末覇者ラオウ「いちごぱんつ!?」名言集〜
34: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/01(日) 03:30:39.50 ID:PAEU29WDO
一夏が2杯目のお茶を一口啜ったあたりで、茶菓子を勧めてみた。
「おっ、至れり尽くせりだな……んっ、旨いぞ。」
シャルロット印の太鼓判は有効だ。大きめにカットした芋ようかんを一夏は2口で平らげてしまったのだ。
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