26: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 17:01:41.92 ID:wEs44zmDO
それから私はシャルロットと相談の上、綿密な計画を練り上げた。
一夏のためにという思いと、一夏と同じ時間を過ごしたいという欲求を最大限に近付けた、完璧な独仏合同作戦。それは。
──特訓後の一夏にお茶とお茶菓子を差し入れする。
27: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 18:32:33.75 ID:wEs44zmDO
「イモヨウカン……? どんな模様?」
「そうではない。スイートポテトのみを使った、プディングのようなジャパニーズスイーツだ」
「へー。美味しそうだね。どんなお菓子なんだろう」
28: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 20:53:09.62 ID:wEs44zmDO
キッチンで準備をしながら、情報端末で芋ようかんの作り方を調べてみる。
「基本的に裏ごしして型に入れるだけみたいだね」
「よし、やってみよう」
29: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 21:27:26.80 ID:wEs44zmDO
そしてペースト状になった芋を鍋に入れ、水、砂糖、ゼラチンを加えて火にかける。
今回は滑らかさとコクを出すために、シャルロットのアイデアで微量の生クリームも足してみた。
「いい匂いだ」
30: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 22:13:20.39 ID:wEs44zmDO
自分で淹れたグリーンティーを水筒に詰めた。最高の芋ようかんも用意した。作戦準備は完了。あとは任務を遂行するのみだ。
そして私は今、特訓後の一夏が出てくるのを待ってロッカールームの前にいる。
「はあ……」
31: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/01(日) 00:47:39.21 ID:PAEU29WDO
「なんで驚いてるんだ? ラウラが声を掛けてきたんだろ?」
「あ、ああ……特訓で喉が渇いているだろうと思って用意してきたんだ」
「じゃあご馳走になろうかな」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/01(日) 01:03:29.41 ID:JrynyeXDO
>>4
おう、俺
33: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/01(日) 01:30:22.39 ID:PAEU29WDO
【閑話休題】
〜世紀末覇者ラオウ「いちごぱんつ!?」名言集〜
34: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/01(日) 03:30:39.50 ID:PAEU29WDO
一夏が2杯目のお茶を一口啜ったあたりで、茶菓子を勧めてみた。
「おっ、至れり尽くせりだな……んっ、旨いぞ。」
シャルロット印の太鼓判は有効だ。大きめにカットした芋ようかんを一夏は2口で平らげてしまったのだ。
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/01(日) 07:45:35.31 ID:gcp/WQX6o
ラウラはかわいいなあ!
36: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/02(月) 00:38:51.66 ID:kDtOrA+DO
「おかげでまた明日も特訓頑張れそうだ」
「……一夏。毎日、辛くは無いか?」
疑問が口から出る。期待と注目に晒され続け、特訓漬けの日々をどう思うっているのだろう。
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