過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:29:24.21 ID:HqZl913Bo
そして少年にお茶を差し出す

少年は少女のその行為の真意を図りかね、少女を見遣る
そんな少年を余所に、少女は芝居がかった口調で

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:30:02.41 ID:HqZl913Bo
「……ふぅ、なんで缶飲料一つ渡すのに、ここまで手間取らなくてはならないんですの? ホントに」

ひとしきり笑った少女は、若干脱力感を漂わせそんな台詞を吐きつつ、缶のプルトップを開け、紅茶を口にする

少年もまた
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:31:50.55 ID:HqZl913Bo
そう言って軽く笑みを浮かべる
軽口こそ叩いてはいるが、少女は少年のそんな性癖を既に知っていた
少年はこれまでに数多の事件事故に首を突っ込み解決し
少女も風紀委員として少年に協力、 あるいは事後処理を数多くこなしてきた

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:32:44.18 ID:HqZl913Bo
「まぁ、恩着せがましく功を語る方に比べれば、殿方の方が遥かに好感が持てる事は確かでしょうが
それでも、ある程度は厚意を受け入れる事も大切だと、具申致しますわ」

「うーん、そうなんだろうけどさ」

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:33:11.17 ID:HqZl913Bo
「ん? ああ、わりぃわりぃ、ちょっと考え事。白井が何かしたとかじゃないからさ」

「だからそんな顔はすんなって」

そう言って少年は少女の頭を優しく撫でる
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:33:43.41 ID:HqZl913Bo
頭から手の温もりが去ってしまう事に一瞬の寂寥感を覚える少女だったが

「コホン」

と、態とらしく咳をつき、仕切り直し
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:34:12.27 ID:HqZl913Bo
「……えっと、それって放課後御坂に会ったのか? って事だよな?用件ってそれだったのか?」

「その通りですわ」

「んー…… 会ったぞ、御坂と」
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:34:43.02 ID:HqZl913Bo
「……あっ」

少年の困った様な声を聞き、漸く少女は自らの醜態に気付き

「……コホン」
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:35:25.97 ID:HqZl913Bo
「アンタさぁ、なんでそんな湿気た顔してるのよ、今日、クリスマスでしょうに」

「……突然現れたと思ったら、何故そんな暴言を吐かれますかね、このおぜう様は」

「あはは、いや、流石に今日くらいはもうちょっとハツラツとしてるかなぁと思ってたから、つい」
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:36:07.36 ID:HqZl913Bo
「……うん、そうだよね、いつも、そうだもんね、アンタって」

「……」

「……じゃあ、訊くけど、アンタ、これからの予定…… 空いてる?」
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:36:36.65 ID:HqZl913Bo
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「って叫びながら、走り去って行った、というわけですよ」
以下略



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