過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
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41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:46:06.95 ID:HqZl913Bo
「なかなか趣きの有るお店ですのね」

案内された席に着き、そう少女はぽつりと零す

外観に違わず、シックなアンティーク調に纏められた内装
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:46:54.04 ID:HqZl913Bo
「いえいえ、素晴らしい智見と慧眼でございます」

「実際、当店のデザインコンセプトは、イギリス発祥のチューダーと、フランス発祥のアールヌーヴォーの折衷」

「何故なら、お茶はイギリスのお茶を煎れ、お菓子はフランスのお菓子を作る
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:47:26.55 ID:HqZl913Bo
突然、面識も無い店員に声を掛けられ口籠り言葉を探す二人だったが、少年がある事に気付く

「……もしかして、さっきのお姉さん?」

そして、少女もまた
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:47:57.14 ID:HqZl913Bo
その言葉と共に、メイドは笑みを少女に、そして少年に向けた

少女には義が、少年には熱が感じられる眼差しで

無論、それは本当に些細な違い
以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:48:28.93 ID:HqZl913Bo
そして同時に、この女性は

敵だ

そんな思いが沸き起こる
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:49:14.90 ID:HqZl913Bo
「……え? あの、その様なお気遣い頂かなくても」

メイドもそう言って、静かな反抗の意思を見せるも、少年がその言葉の真意に気付く筈も無く

「ん、それもそうだな。俺達の事は気にされなくていいので、お仕事に戻って下さって構いませんよ」
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:49:48.22 ID:HqZl913Bo
「おおぉ…… これは、美味いっ……!」

運ばれて来たケーキを一口食べるなり、少年はそう感嘆の声を上げ
続いて少女もまた

以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:50:21.88 ID:HqZl913Bo
勿論、質が高いのはケーキだけでは無い

「紅茶も…… 美味い……! 」

「ええ、こちらもケーキに負けてませんの」
以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:51:00.62 ID:HqZl913Bo
「素晴らしいお味でしたわ」

2杯目となる紅茶のカップを片手に、少女は顔を綻ばせる

「ああ、全く持って。 運ばれて来た時は、正直、食い切れるか不安だったけど」
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:51:40.83 ID:HqZl913Bo
「それに──」

その言葉と共に、少年は紅茶を、二杯目となる紅茶を口にした

「……うん、紅茶の味も凄いけど、飲み終えたら店員さんが
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:52:18.38 ID:HqZl913Bo
「黒髪で…… ロングで…… 美人で…… 巨乳で…… メイド服……」

「……うっ、頭が!」

「とっ、殿方?!」
以下略



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