過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
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52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:52:48.80 ID:HqZl913Bo
「ふぅ……」

崩れ落ちてから1分少々、少年が再起を果たした

「お早いお戻りで」
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:53:18.54 ID:HqZl913Bo
……やはり、知りたいですの

一度はぐらかされた話題をもう一度相手にぶつけるのは、意外と勇気が要る物だろう

それでも
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:53:52.07 ID:HqZl913Bo
「感謝致しますわ」

「それで…… 先程、殿方が言い淀んたのは、何故ですの?」

「……ん?」
以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:54:35.89 ID:HqZl913Bo
「……」

一瞬の間を置いた少年は

「ふー……」
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:55:34.34 ID:HqZl913Bo
やばい……

怒気を漲らせる少女を前に、少年はそんな率直な感想を抱く
過去何度か怒られた ──正確には叱られた── 経験を持つ少年だからこそ、分かるのだろう

以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:56:06.95 ID:HqZl913Bo
先程とは打って変わって、静かに言葉を掛ける
だが、その声は悲哀と嘆きが色濃く見えて

……ああ、そうか

以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:56:43.35 ID:HqZl913Bo
少年のその言葉を最後に、少しの間が空き無言が二人を包む

らしくない空気に、少女は少し不安になる
それでも、少女が口を開く事は無い

以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:57:36.87 ID:HqZl913Bo
「そんな事あるわけ無いじゃありませんの!」

と叫んだ。少年の抱いている疑念を吹き飛ばしたい一心で、人目も憚らず声を張り上げた

少女にも理解出来てしまったのだ、少年の言っている事の意味を
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:58:15.86 ID:HqZl913Bo
同時に、少女の慟哭を、只々受けと取っていた少年も

「お、おい大丈夫か?」

と、心配そうに声を掛ける
以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:58:44.76 ID:HqZl913Bo
「……ですから、殿方は変な事を考えないで下さいまし」

「困ってる人が居たから助けた…… それだけで良いじゃありませんの……!
理由なんて、考えなくったって」

以下略



62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 19:59:22.56 ID:HqZl913Bo
「あはは、あんな風に説教されちゃあなぁ、肝に銘じておくよ」

「……それに、俺自身、その"馬鹿な考え"って奴を本気で信じてるわけじゃないしな。実際のとこ」

「そう…… なんですの?」
以下略



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