過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
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78
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/12/22(日) 20:12:06.49 ID:HqZl913Bo
「ごめんね、クリスマスなのに、こんなで……」
「……誰にでもそんな時が在りますわ。私は勿論、お姉様にだって、必ず」
「完璧な人間なんて、いるはずがありませんもの」
以下略
79
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/12/22(日) 20:12:44.15 ID:HqZl913Bo
「……お姉様は今日、躓き、転ばれてしまったのかもしれませんが」
「それでも、良いじゃありませんの」
「何も出来ずにその場に立ち止まっていた者が
以下略
80
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[sage]
2013/12/22(日) 20:14:00.48 ID:HqZl913Bo
「なら、安心してくださいまし。そんな方が、誰かの失敗を嘲笑うはずが無いですもの
それとも、お姉様はその方を信じられないとでも?」
「……そっか」
以下略
81
:
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[sage]
2013/12/22(日) 20:14:35.27 ID:HqZl913Bo
その言葉を最後に、御坂美琴は瞼を閉じて、そして数分もしないうちに寝息をたて始める
「良い夢を」
その寝顔を少しの間見守っていた少女は、その言葉と共に、枕元から立ち上がり自身の机に向かう
以下略
82
:
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[sage]
2013/12/22(日) 20:15:10.91 ID:HqZl913Bo
その出来栄えに、少女は思わず
「流石…… ですの」
と、感嘆の声が漏らす
以下略
83
:
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[sage]
2013/12/22(日) 20:15:51.49 ID:HqZl913Bo
「そろそろ、頃合いですわね」
時刻は夜の12時少し前
携帯端末をポケットに入れつつ少女は椅子から立ち上がり、目の前の鞄からマフラーを取り出し
以下略
84
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/12/22(日) 20:16:34.93 ID:HqZl913Bo
「ここですのね」
携帯端末のナビゲーションに従い、転移を繰り返すこと数分、少女はとある学生寮に辿り着き、感慨深く呟いた
とはいえ、ここからが本番である事は少女も理解の上なのだろう
以下略
85
:
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[sage]
2013/12/22(日) 20:17:52.11 ID:HqZl913Bo
「……ん」
光源の何も無い室内に、少女はやむ無く携帯端末を持ち出し明かりの代わりにする
暗い室内に薄明かりが灯り、ベッドと、そこに眠る少年の姿が仄かに照らされる
以下略
86
:
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[sage]
2013/12/22(日) 20:18:20.54 ID:HqZl913Bo
可愛らしいサンタクロースのミッションは、一見すると、成功したかの様に見えるのだろう
クリスマスの夜に、誰にも気付かれず、良い子の枕元へプレゼントを届けたのだから
ただ、不幸な事に、この少年はこのベッドで寝るのは久方ぶりであり、慣れない寝具になかなか寝付けないでいた
以下略
87
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/12/22(日) 20:19:32.35 ID:HqZl913Bo
以上。インさんは、清教のクリスマスイベントに喚ばれイギリスに発ったという事で
もう一個、別のエンディングというかルートを書いたので、どっちが良かったかを教えてくれると助かります
分岐の地点は
>>71
からです
88
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/12/22(日) 20:20:09.26 ID:HqZl913Bo
「殿方、本日はご馳走さまでした」
Momijiを出た少女は、そう言って、頭を下げる
一方、言われた側の少年は
以下略
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