過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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289:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:08:38.61 ID:gUNVYqIl0
――――――思考を切り替えろ。痛みに構うな。ヤツの動きに魅せられるな。奴は叩き潰さなければならない敵だ。左腕は斬られたが、むしろ、左腕だけで済んだと考えるべきだ―――――――!?

それすらも、甘い認識だった。
斬られたのは、なにも片腕だけではない。
―――四枚あった羽が今は三枚しかなかったことに気づいたのは、急いで両儀式との距離を稼ごうとした時だった。
以下略



290:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:09:45.41 ID:gUNVYqIl0
「―――なるほどなァ、戦闘意志の制御か」

上条と御坂が両儀式の戦いに魅せられている間、こちらの一方通行もまた両儀式の動きを冷静に解析していた。

「どういうことだ?」
以下略



291:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:10:34.48 ID:gUNVYqIl0
「確かにあれじゃあ、筋肉の活動の仕方も常識じゃあり得ないし………自己暗示で戦闘用に自分の体を部品交換してるってわけか」

「あァ、あの女にすりゃ、10メートルまでなら一歩で踏み込めるだろォよ。その作り替えのスイッチが、あの構え。―――正眼。基本にして最強とされる構えだ」

「とんでもない人がいたものね……あの反則じみた身体能力と身のこなしが一切能力に関係無い、元々のものだっていうんだから。
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292:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:12:15.36 ID:gUNVYqIl0
   、
―――式とアクセラレータは、再び静止していた。

アクセラレータは式を倒す算段についてを考えていた。
式は、戦いとはまた別のことを考えていた。
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293:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:14:19.14 ID:gUNVYqIl0
そして、式は再び正眼の構えをとる。

「俺は殺戮者になる気なンざねェ。知ったようなことを言いやがって――――覚悟はできてンだろォな」

「おまえこそ」
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294:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:15:16.89 ID:gUNVYqIl0
「式―――――――!」

上条があの剣を止めにいこうとする。が―――――

式が、左の手のひらをこちらに向けて、制止した。
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295:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:15:43.86 ID:gUNVYqIl0
「でも、生きてる。覚えておけ、絶対能力者。オレは―――――」


式は、振り下ろされる光の大剣の真下を走り抜け、大剣の真ん中の位置へと滑り込む。

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296:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:16:19.52 ID:gUNVYqIl0





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297:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:17:02.13 ID:gUNVYqIl0
―――目を覚ますと、そこにはあの着物の女がいた。



地の上に横たわる自分のすぐ横で、複雑な表情を浮かべている。
以下略



298:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:18:57.19 ID:gUNVYqIl0
―――ああ、そうか。あの光の大剣に全エネルギーを注ぎ込んで、負けた。いや―――殺されたのか。この女は、神さえ殺すというのだから。

「………俺の敗けだ。殺すンだろ?何してやがる―――早く殺せ」

そうぶっきらぼうにアクセラレータが言うと、ああ、と言って女が刀を抜く。
以下略



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